
戦前多くの日本人が暮らしていたロシアのサハリン(旧樺太)で昨年、自らを日本人だと訴えるロシア国籍のろう者の男性(75)が見つかった。
10代で戸籍関連の書類を見て気付いたが、両親に出自を問う機会を逃し、障害もあって日本政府の帰国事業の情報を得られなかったという。
男性は18日、NPO法人の支援で、念願の「祖国」に向かう。
国内外のろう者の自立支援などに取り組むNPO法人「UPTAIN(アップティン)」(東京)によると、男性はサハリン南部のコルサコフ(旧大泊)で
暮らすヒラヌマ・ニコライさん。1944年に同南部のゴルノザボーツク(旧内幌)で生まれた。
https://www.daily.co.jp/society/national/2019/10/12/0012784210.shtml