アメリカで、沖縄県出身者たちが集まる交流行事が開かれ、火災で焼失した首里城の再建に向けて寄付を呼びかけました。
アメリカ南部ノースカロライナ州で3日、現地の沖縄県人会が主催する交流行事が開かれ、移住した沖縄県出身者やその家族など200人近くが参加しました。
この中で、ワシントンに駐在する沖縄県の運天修事務所長が「首里城の焼失に衝撃を受けたが、いつまでも悲しんでいるわけにはいかない。
われわれは美しい首里城を再建しなければならない」と述べ、再建に向けて寄付を呼びかけました。
会場には、募金箱が設置され、参加した人たちは沖縄の食事や踊りで親睦を深める中、寄付をしていました。
また、売り上げを寄付しようと首里城が描かれたTシャツも販売され、地元のアメリカ人たちも買い求めていました。
沖縄県出身の女性は「すごいショックで涙が出た。早く再建して、私の子どもや孫の世代にも首里城を見せたい」と述べ、再建の実現に期待を寄せていました。
地元の県人会のセルべー二ィ・利江会長は「みんなで募金を沖縄に送ろうということになった。
また、一から首里城を作り直すため団結していきたい」と話していました。
首里城再建へ アメリカで沖縄出身者が寄付呼びかけ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191104/k10012163451000.html