文在寅政権の「コード」に合わせて未検証の地域・遺物も「伽耶」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/06/2019120680059.html 国立博物館の「伽耶本性」展、学会で物議
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韓国の国立中央博物館(ペ・ギドン館長)で今月2日に開幕した特別展「伽耶本性−剣と絃(げん)」を巡り、学界が騒然となっている。
博物館が今年の代表展示として野心を持って準備した企画で、しかも1991年に開かれた「神秘の古代王国・伽耶」以来28年ぶりの伽耶展として話題を集めた展示だ。
ところが、いざふたを開けてみると「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国政課題として掲げた
『伽耶史復元』にコード(政治的理念や傾向)を合わせようとして大惨事が繰り広げられた」という批判が浴びせられている。
(略)
この展示は来年、日本にも行く。釜山市立博物館(4月1日〜5月31日)を経て日本の国立歴史民俗博物館(7月6日〜9月6日)、九州国立博物館(10月12日〜12月6日)を巡回する。
研究者らは「1991年の伽耶展後に蓄積された研究の力量を示すべきなのに、神話レベルの展示を持っていったら、笑いものになるだろう」と語った。