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トヨタの新型ミニバン、グランエースが2019年12月16日に発売日を迎える。
「G」グレード8人乗り4列シート車は消費税込み620万円。
「Premium」グレード6人乗り3列シート車は同650万円に設定された。
これまでトヨタの大型ミニバンといえば、アルファード、ヴェルファイアがあったが、新型グランエースはこれらよりも一回り大きなサイズのミニバンということで注目されてきた。
しかし、300万円台中盤から用意されるアルファード、ヴェルファイアに対し、新型グランエースはエグゼクティブシート搭載グレードのみのラインナップで車両価格の高さが目立つ。
幅広いユーザーを獲得することはできないだろう。
パワートレインは全車2.8Lディーゼル採用で、ガソリン車、ハイブリッド車などは用意されない。
燃費性能はWLTCモードで10.0キロとボディサイズを考えれば優秀ではあるが、やはり一般向け車種として選ばれるには、求められる性能のミスマッチを感じる。
全幅1970mmについても、やはりファミリー向け用途としては大き過ぎで、法人向け送迎車というポジションに収まりそうだ。
新型グランエースの販売目標台数は、僅か年間600台と少なめに設定されている。
それでも前述のデメリットを受け入れられるなら、圧倒的な室内広さは魅力。
計画台数からもマジョリティには成り得ないが、コアなファンを獲得していくことはできそうだ。
https://car-research.tv/toyota/granace-2.html
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