夜空の星に一般から募集して名前をつける国際的なキャンペーンで、日本が担当した2つの星はアイヌ語や沖縄のことばから、「Kamui」と「Chura」という名前に決まりました。
このキャンペーンは、国際天文学連合の創設100年を記念して、100以上の国と地域にまだ名前がついていない星を割り当てて一般から名前を募集したもので、
日本は、「かんむり座」の方角の410光年離れた恒星と、その周囲を回り、日本人研究者が発見した惑星を担当しました。
一般からの応募はおよそ1400あり、審査を行った結果、恒星についてはアイヌ語の「神」からとって「Kamui」が選ばれ、
惑星については沖縄のことばで「美しい」を意味する「Chura」に決まりました。
国立天文台は「どちらも古くから自然を尊敬して大切にしてきた思いが込められていて、今後は公式の名称として広く使われることになります」としています。
また名前がついた惑星を発見した東京工業大学の佐藤文衛准教授は「大変すてきな名前がついてうれしい。どちらも神秘的で美しく宇宙に浮かぶ星にぴったりだと思う」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191217/k10012218541000.html