48年前の仕事始めの写真から、日本の働き方の変遷を振り返る(画像集)
1972年1月4日。着物姿で電話交換機を操作する交換手の姿があった。
M田理央(Rio Hamada)
年が明けて5日。三ヶ日はすぎたが、今年は4、5日が土日に重なったこともあり、1月6日の月曜日から仕事始めという人が多いだろう。
約50年前の仕事始めの写真などから、私たちの働き方は変わったのかどうか、移り変わりを振り返る。
●東証大発会(1968年1月4日)
年始最初の取引日に開かれる、東京証券取引所の大発会の様子。2枚目は(1973年1月4日)、和服姿の職員が伝票の仕分けなどをする様子。女性職員が晴れ着を着る慣習は今でも残っている。
●東京消防庁の出初め式(1971年1月6日)
恒例となっている出初(でぞ)め式で、はしご乗りの妙技を披露する江戸消防記念会の人たち。2枚目(1973年1月6日)は、分列行進する消防官の姿も収められている。
●電話局の電話交換手(1972年1月4日)
着物姿で、電話交換機を操作する交換手。当時、電話回線で通話する際、交換機の操作は全て交換手によって手動で行われていた。自動交換機の普及に伴って、機械に取って代わられた。