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[記者手帳] がんばれ! 山本太郎
人の心を打つ演説だけでなく、山本が持って歩く5万枚のスライドには労働、経済、財政、教育など、彼が取り組みたい政策が盛り込まれている。そして現場で有権者と対話しながら少しずつ修正している。
私は全国ツアーの映像をしばしば見るのだが、今は山本よりも現場での反応の方が興味深い。あまり自分の意見を表に出さない日本人が、公共の場で自由に質問する姿が新鮮だ。
「山本はいつも国民という単語ではなく、この国に住んでいる人たちと言うが、理由があるのか」
「中学生です。今、日本の教育制度は深刻だ。教育公約を聞きたい」
「日本が日米関係で自主独立という立場を取るうえで、防衛、外交はどうすれば良いと思うか」
「9歳。地球温暖化は人間がコントロールできないほどの臨界点に達しているようだ。どうすればいいか」。
彼らは山本と新しい日本を語っていた。
日本社会が変われば、韓日間の歴史問題も未来志向的に解決できるのではないか。日本社会が強制動員、慰安婦被害を国益ではなく人類の普遍的な人権問題と見るようになるというは夢に過ぎないのだろうか?
山本に質問する日本人を見ると小さな希望がわく。まだ日本社会には山本の政治を「ショー」と見る人が多い。しかし、このような「ショー」なら、続けても悪くはないと思う。応援する。頑張れ! 山本太郎!
2020-01-15 08:36
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/35470.html
登録:2020-01-15 02:22 修正:2020-01-15 08:36