![](http://img.5ch.net/ico/nida.gif)
「死なないで!」強い思いから作った子どもたちのための心の居場所
子どもたち自身、そして子どもたちの心に居場所はありますか?
1991年、多摩川沿いの小さなアパートの一室で、学校に行けない子どもたちの「居場所」づくりを始めたNPO法人「フリースペースたまりば」の理事長である西野博之さん。
いじめ、貧困、虐待、ひきこもりなど、さまざまな問題を抱える子どもたちを見守り、寄り添い続けてきた。
生きてて楽しいよと思える社会を
そんな西野さんは、不登校の子どもたちに向けての「居場所」作りも行っている。
学校に行きたいのに行けない。体が動かない。そんな子どもたちに対し、親はなんとか行かせようとして、子どもたちはさらに追い詰められる。
「学校に行きたくても行けなくて、『こんな自分は死んじゃった方がいいんじゃないか?』って思う子どもたちもいる。私たち大人にできることは、生きてて楽しいよと思える社会を作ること」と話す西野さんは、17年前の2003年に日本で初めてとなる公設民営のフリースペース「えん」を川崎市に開設した。
西野さんの「学校以外にも成長できる場所はある。だから死なないでほしい」という強い思いから生まれた、子どもたちの居場所だ。
不登校の子どもたち150人が登録する「えん」は、いつ来てもいつ帰ってもいい。
どう過ごすかも自分で決め、勉強するのもゲームをするのも、外で遊ぶのも自由。
そんな中でも大切にしているのは昼ご飯。畑で取れた野菜を使って、作りたい子どもたちがスタッフと一緒にお昼を作る。
食べるのはみんな一緒。しかし、強制はされないので、気分が乗らない時は一人で食べてもよく、お弁当を持ってきてもOK。
最初は一人でいる子も、自分の意思が尊重される自由で闊達な空気の中で少しずつ心を開き、気が付けば大家族の一員になっているのだという。
「えん」を卒業した子は、学校に復帰する子もいれば、大検を受けて大学に通う子、留学する子、就職する子とさまざまだ。
(全文はWebで)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200118-00010000-fnnprimev-life