https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000011-cnippou-kr
中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)が韓国内に拡散する中で、日本やタイ、シンガポールなど第三国の感染者が相次いで発生しながら中国入国者中心の防疫網に穴があけられたという指摘が出ている。
防疫網で患者を十分に選り分けられなかったせいで病院内感染などの追加拡散に対する憂慮も高まっている。
疾病管理本部中央防疫対策本部は5日、新型コロナの感染が新たに3人が追加で確認されたと明らかにした。これで国内確定患者が19人に増えた。17人目の患者(38、韓国人男性)はシンガポールに行った後に感染が確認された。
18人目の患者は16番目の患者(42)の娘(21)だ。19人目の患者(36、韓国人男性)はソウル松坡区(ソンパグ)に住んでおり、17人目の患者とともにシンガポールを訪問した。
16人目の患者は先月15〜19日、タイ・バンコクのパタヤを旅行して全羅南道(全羅南道)の務安(ムアン)空港を通じて入国後、4日に感染が確認された。
18人目の患者も16人目の患者とともにタイ旅行に行ってきた。2人がタイ現地で新型コロナ患者と接触して感染した可能性も、18人目の患者が母親から2次感染した可能性もある状況だ。
日本で確定患者と接触した後に感染が確認された12人目の患者に続いて第三国の感染者が5人発生しながら、防疫当局は非常事態に陥った。
中国中心に防疫網を組んだが、ウイルスは中国大陸を越えて東アジア全域に広まっているからだ。5日午後10時基準で中国以外での感染確認事例の順位は日本(35人)に続いてタイ(25人)とシンガポール(24人)が上位圏を占めている。