西村:似た話で「保守」と「ネトウヨ」の関係があって。今、保守の人たちは「自分たちはネトウヨと違う、差別はしない」って言ってますよね。
例えば、アメリカの黒人差別問題にも、(当時は)黒人の権利回復だけではなく、黒人を苦しめてきた白人を攻撃してもいいって考え方があった。過激派というのは、どこにでも必ず現れてしまう。それは仕方ない。
ただ「あれは過激派なんですよ」と自分たちで言った方が、(世の中の)理解は早まると思うんです。
高崎:そこの線引きも難しいというか……。ネトウヨの人たちも「自分は保守だ」と思っていますよね。
西村:主観だけで話しているか、明確な論理が整っているかを、紐解いていくことじゃないですかね。
ネトウヨにも論理武装している人はいるんですが、それを紐解いていくと、特定の国の人はみんな劣っているとか、どこかで必ず「いやそれ、論理的じゃないよね?」ってなるところがある。
逆に、論理が整っていれば、みんながすっきりできる基準を作ることができる。そうしてルール化できるなら、それがいいんじゃないかと。
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