
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、「労働新聞」は新型コロナウイルスに関連して、9日までに、
380人以上の外国人を含むおよそ9930人を隔離したことを明らかにしました。
対象となったのは、北朝鮮国外から入ってきた人と、その接触者だとしています。
このうち外国人221人を含むおよそ3870人についてはすでに隔離を解除したということです。
外国人の多くはピョンヤンに駐在する外交官やその家族とみられます。
また「労働新聞」は、「伝染病はまだわが国には流入していない」として、体制の宣伝に結び付けながら、
国内で新型コロナウイルスの感染者は発生していないと改めて強調しています。
一方「一部の市民が『マスクを着用すると負担になる』として、防疫の規定を守るよう求めているのに対して意見を述べている」として、
感染防止に向けた当局の指示に不満を述べる市民の事例を紹介しました。
そのうえで「こうした現象は絶対に容認できない。無条件で服従するべきだ」として統制に従うよう求めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200309/k10012321171000.html