中国、新型コロナワクチンの試験投与開始 武漢在住の108人が参加
3/23(月) 13:31配信
【AFP=時事】中国が新型コロナウイルスワクチンの第1段階の臨床試験を開始したことが、
同国の臨床試験登録システム(CTR)の記録から確認された。
政府出資のプロジェクトの関係者は22日、AFPに対し、治験ボランティアへのワクチン接種が既に始まっていると語った。
世界各国の研究者らは新型ウイルスへの対抗策を見いだそうと先を競っている。
米保健当局は先週、ワシントン州シアトル(Seattle)でワクチン候補を評価する臨床試験を開始したと発表している。
17日にCTRに登録されたデータによると、中国の臨床試験が始まったのは16日。
プロジェクト関係者の一人は22日、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)試験の第1段階に参加したボランティアは既に、
ワクチン接種を受け始めている」と明かした。
ボランティアは全員、新型ウイルス発生が昨年末に初めて確認された中国中部・武漢(Wuhan)の住民で、18〜60歳の108人が参加。
3グループに分けて異なる用量のワクチンを投与される。
新型ウイルスではこれまでに世界で1万4400人以上が死亡している。
認可を受けた新型ウイルスのワクチンや治療薬は、現時点ではまだ存在しない。【翻訳編集】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000015-jij_afp-int