
■「受け子」住まわせ高齢者宅へ派遣か 詐欺容疑で22歳男逮捕
2020年3月25日 12時28分
詐欺の電話にだまされた関東各地のお年寄りのもとに現金を受け取りにいく「受け子」を繰り返し派遣し、
合わせて2200万円余りをだまし取っていたとして、22歳の男が逮捕されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警視庁は男が「受け子」らをビルの1室に住まわせて各地に派遣していたとみて実態解明を進めています。
逮捕されたのは千葉県浦安市のとび職、徳永神風容疑者(22)です。
捜査関係者によりますと、徳永容疑者は、去年2月から3月にかけて、息子などを装った詐欺の電話でだまされた、
東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木に住むお年寄り9人のもとに、みずから勧誘した「受け子」らを繰り返し派遣し、合わせて2200万円余りをだまし取っていた詐欺などの疑いが持たれています。
徳永容疑者は、千葉県浦安市のビルの1室に「受け子」らを住まわせて、
お年寄りの自宅などに「受け子」を派遣し、金を奪うことができたかなど報告を受けたり、だまし取った金の一部を報酬として受け取っていたとみられています。
警視庁は、ビルの1室を捜索しそこに住んでいた「受け子」2人を逮捕していますが、さらに背後には詐欺グループの指示役がいるとみて解明を進めています。
調べに対し、「ビルの1室に男らを住まわせていたのは間違いないが、詐欺には関わっていない」と容疑を否認しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200325/k10012348991000.html