米大学生44人が新型コロナ感染、勧告無視しメキシコ旅行
(CNN) 米テキサス大学オースティン校は2日までに、春休みを利用しチャーター便でメキシコへ遊びに出かけた
同校の学生ら約70人のうち44人の新型コロナウイルスへの感染が判明したと報告した。
新型肺炎対策でトランプ米政権が促す10人以上の密集回避や不要不急の空の旅の自粛を無視した行動となっている。
CNNの取材に応じた同校の広報担当者によると、感染がわかったのはいずれも学生で自主隔離の措置を受けている。
地元のCNN系列局KXANによると、テキサス州州議会の下院議長は「馬鹿なことはやめろ。現実を知れ。成長しろ」などと
学生らを強く叱責した。同校の学長は適切な判断と自らの行動が他人に影響することへの考慮を求めた。
旅行は2週間前に実施。ただ、メキシコは当時、米政府による新型肺炎絡みの渡航情報の対象国になってはいなかったという。
米国がメキシコへの必要不可欠でない渡航の一時中止を呼びかけたのは3月19日だった。
オースティンの公共保健衛生当局によると、旅行の参加者の一部は民間旅客機を使って帰国したことが判明し、
他の乗客らへの感染拡大への懸念も招いている。チャーター便に搭乗していた他の数十人も経過観察が進んでいるという。
オースティン市の市長は3月24日、自宅待機の指示を出していた。
https://www.cnn.co.jp/usa/35151797.html