
【4月22日 AFP】ドイツ国防省は21日、老朽化した戦闘機の後継機としてユーロファイター(Eurofighters)93機と米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)のF18を45機調達する方針を示した。
F18について、北大西洋条約機構(NATO)が加盟国に課す要件を満たしていると強調した。
アンネグレート・クランプカレンバウアー(Annegret Kramp-Karrenbauer)国防相は、後継機に米国製戦闘機を含めるとの自身の決定をめぐり批判が強まっていることを受けて、
南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)に対し、F18は「橋渡しする技術」として必要との見解を表明。
現在の多用途攻撃機「トーネード(Tornado)」を用途廃止とするためにドイツ空軍は一定の能力を維持する必要があるとし、
現在のところ「核兵器の搭載が可能」な戦闘機を提供しているのは米国の製造会社のみだと説明した。
現在、ドイツ空軍の戦闘機で核兵器の搭載が認められているのはトーネードのみ。
クランプカレンバウアー氏はその一方、ユーロファイターが「ドイツ空軍の主力」となるとの見方を強調した。
フランスとドイツが共同開発を進める次世代ステルス戦闘機、FCASの導入は2040年まで見込まれていない。(c)AFP
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