まるでラピュタ…富士山に巨大“渦巻き雲”
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空に浮かんだ大きな渦巻。まるで全てをのみ込むハリケーンのようにも見えるこの雲は27日朝、富士山の麓である山梨県や静岡県で多数目撃され、ネット上ではジブリの名作「天空の城ラピュタ」のようだと話題になっています。その正体とは…?
気象予報士・岩谷忠幸さん「左側の大きな雲が『つるし雲』になります」
「つるし雲」は「笠雲」と呼ばれる雲と一緒にできることが多いといいます。
気象予報士・岩谷忠幸さん「暖かく湿った空気が高い山の斜面にぶつかったときに、上昇気流のところにできるのが『笠雲』です。強い風が山にぶつかると、その風は波を打つんですけど、波を打った上昇したところにできるのが『つるし雲』になります。何層にも重なって見えて、まるで渦を巻いているように見えます」
きれいに見られるのは珍しいという「つるし雲」。しかし、「つるし雲」ができるときは天気が荒れる前触れでもあるため、見かけたときは注意が必要です。