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ブラジルにあるフランスのスーパーチェーン大手カルフール(Carrefour)の店内で、男性販売員が死亡したにもかかわらず、
遺体を箱やパラソルで目隠ししたままその場に放置し、営業を続けていたことが明らかになった。
これを受けて同社は19日、対応が不適切だったとして謝罪した。
販売員は14日、北東部レシフェ(Recife)の店舗で、心臓発作で亡くなった。
19日になって、スーパーの通路に横たわる遺体が段ボール箱で囲われ、大きな緑色のパラソルで目隠しされている画像が
ソーシャルメディアに投稿されると、瞬く間に拡散した。
カルフールのブラジル法人は、店側の対応に遺憾の意を示した。
カルフール側は、販売員には応急処置が施されたこと、また現場に到着した救急隊から、遺体を動かさないように指示を受けていたと説明。
同社は問題を受けて、「今回のような異例の事態における指針」を改定し、閉店義務などを盛り込んだとしている。
同社は亡くなった販売員の名前を、モイゼス・サントス(Moises Santos)さんと発表していたが、妻によるとこれは誤りで、
正しくはマノエル・モイゼス・カバルカンテ(Manoel Moises Cavalcante)さんだという。
妻はニュースサイトG1の取材に対し、「憤慨している。どうも人間に価値などないらしい。皆が大事にするのはお金だけ」と語った。
https://www.afpbb.com/articles/-/3300478