「習主席と35年来の仲」の駐中国米大使「新型コロナ、武漢で終わらせることできた」
辞任したブランスタッド氏、CNNインタビューで「過ち認めない中国の共産主義が新型コロナ問題大きくしたと思う」
2020/09/19 08:20 朝鮮日報日本語版
米トランプ政権で3年2カ月間にわたり中国大使を務め、14日に辞任したテリー・ブランスタッド前駐中国米国大使が18日、米CNNのインタビューで、
新型コロナウイルス問題について「(中国の)武漢で終わった可能性もあったことが、結局世界的なパンデミックになった」と語った。
そして、「中国のシステムは初期の感染拡大を覆い隠すしかない構造」「感染拡大の事実を知らせた医師たちを処罰までした」と批判した。
ブランスタッド氏は習近平中国国家主席が河北省農村地域の官僚だった1980年代から35年間にわたり親交を温めてきた。習近平主席は2012年に
訪米した際、ブランスタッド氏に別途に会っている。習近平主席との親密な関係は、アイオワ州知事だった同氏が駐中国大使に任命された理由の
一つだった。同氏が大使に任命された時、中国国営メディアは同氏を「中国人民の古い友人」と歓迎した。その同氏の口から中国の新型コロナ
ウイルス対応に対して辛らつな批判が飛び出したものだ。
ブランスタッド氏はCNNに、「習近平主席は非常に強力な中国指導者だが共産主義者であり、(中国は)権威主義的国家だ」「不幸にも米国と中国は
非常に異なるシステムを持っている」と語った。また、「私は中国の共産主義と過ちを認めようとしない態度がこの事態につながったと考えている。悲劇だ」
「最初はトランプ大統領も新型コロナウイルスに対する中国の発表を信じようとした。しかし、すぐに米国と全世界は中国の言葉がウソであることに気づいた。
米国だけでなく、ほかの国でも中国と協力して中国を支持しようとする動きが大幅に減った」と述べた。
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