高齢化社会が続き、代表的な老人性疾患である認知症による死亡率が昨年、歴代最高の7位にランクインした。
統計庁が22日に発表した「2019年死因統計」と題する資料によると、昨年の死者は29万5110人で、前年比3710人(マイナス1.2%)減少した。
昨年の3大死因はがん、心臓疾患、肺炎の順で、全体の45.9%を占めた。認知症の一種であるアルツハイマー型認知症は死因ランキング7位に入った。
2018年の9位から2ランク上昇したものだ。昨年アルツハイマー型認知症の死亡率(人口10万人当たりの死者数)は13.1人で、
前年(12.0人)に比べ9.5%増加した。10年前(3.8人)より250.1%増えている。
アルツハイマー型認知症、血管性認知症、詳細不明の認知症を集計した認知症の死亡率は20.2人を記録。
前年比1.2人(6.3%)増加した。昨年、女性人口10万人当たりの認知症による死者は28.2人で、男性(12.2人)に比べ2.3倍だった。
がんによる死亡率は158.2人で前年比3.9人増加した。がんによる死亡率は肺がん(36.2人)、肝臓がん(20.6人)、大腸がん(17.5人)、胃がん(14.9人)、
すい臓がん(12.5人)の順で高かった。心臓疾患による死亡率は60.4人で同期間に2人減った。
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020100380027