蓮舫氏、学術会議の新会員から6人除外の菅政権を批判「こんな内閣はおかしい、と声をあげて」
10/2(金) 12:18
スポーツ報知
立憲民主党の蓮舫参院議員(52)が2日、自身のツイッターを更新。菅義偉首相(71)が政府から独立して政策提言をする「日本学術会議」の新会員について、会議が推薦した候補者105人のうち6人を除外して任命したことを強く批判した。
「学者の国会」とされる同会議が推薦した候補者を首相が任命しなかったのは、2004年度の法改正で会議が推薦する方式になって以降初めてのケースだが、この日、「昭和24年施行の学術会議法では、会議は内閣総理大臣の所管だが『独立して職務』を行うとあり、独立性が担保。菅総理が勝手に人選できるものではない。勘違いも甚だしい。断固抗議します」と、まずつづった蓮舫氏。
続けて「安倍総理、安倍内閣は忖度や政権に都合よく公文書改ざんした官僚を昇進させてきました。その官僚人事のように、独立した学術会議会員候補を扱った菅総理。『安倍政治を引き継ぐ』勘違いしか見て取れません」とチクリ。
「新会員候補の任免を見送る最終判断は会議を所管する内閣総理大臣。菅総理が率先して判断したのか。その理由は何か。誰かが進言したのか、それは誰か。進言したとすれば理由は何か。なぜ、誰も止めなかったのか」と疑問を呈した上で「政権に批判的な学者、官僚を排除し、国会は開かない。こんな内閣はおかしい、と声をあげてください」と厳しくアピールした。
参考資料
山中教授 研究費が民主党・事業仕分け俎上に載せられていた
2012.10.15 16:00
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研究費についての苦労は、2009年の政権交代と切り離せない問題である。2008年の麻生政権で、総額2700億円の研究費を30人の研究者に配分する「最先端研究開発支援プログラム」が策定されたが、2009年の政権交代後に1000億円に減額されたのだ。当時のインタビューで山中教授は、
「iPS研究は国際競争を勝ち抜く重要な時期。せめて10年、資金繰りと雇用を心配せず、研究に没頭させてほしい。成果が出なければ10年後にクビにしてもらってもいい」(2010年1月3日付朝日新聞)と自らの覚悟を吐露している。
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https://www.news-postseven.com/archives/20121015_149192.html?DETAIL