
ポンペオ米国務長官は13日、米国の外交政策に関わるシンクタンクなどの研究機関に対し、外国政府による資金提供をウェブサイトで開示するよう求める声明を発表した。
中国やロシアが米研究機関を通じ、米国の外交政策に影響を与えようとする試みを防ぐ狙いがある。
声明では「外交政策を遂行する上でのシンクタンクの役割は、外国資金に関する透明性をこれまで以上に重要にしている」と強調。
「中国やロシアなど一部の外国政府」による影響力拡大の試みに注意を呼び掛けた。外国の国営企業などからの資金提供も対象としている。
トランプ政権はこれまで中国外交当局の高官による米大学訪問の際に、米政府の承認を求める措置を発表するなど、米国内での中国の影響力拡大を防ぐ取り組みを実施している。
https://www.sankei.com/smp/world/news/201014/wor2010140009-s1.html