「逃げ切れない制度に」 小4死亡ひき逃げ 公訴時効撤廃求め母ら署名再開
https://news.yahoo.co.jp/articles/94f76c6063cef0fa28050267b538eeb930f7da42 毎日新聞
亡くなった孝徳さんと同じ年ごろの子どもたちも家族で署名していた=埼玉県熊谷市で2020年10月31日午後2時32分、岡礼子撮影
埼玉県熊谷市で2009年9月、小学4年の小関孝徳さん(当時10歳)がひき逃げされ死亡した事件で、母・代里子さんらが対面では約1年ぶりに、死亡ひき逃げ事件の公訴時効撤廃を求める署名に協力を呼び掛けた。【岡礼子】
活動が行われたのは、熊谷市の商業施設駐車場で10月31日、11月1日の2日間にわたり開催されたグルメイベント「第1回ニットーモールキッチンカーうまいもん‼選手権」会場。新型コロナウイルスの影響で、代里子さんが対面で署名を集めるのは19年9月に捜査継続が決まって以来。代里子さんは「事件を知らない人に直接説明できて、犯人に近づけるかもしれないと希望が湧く」と話し、ちらしを熱心に読んで署名した10歳の男児に笑顔で語りかけた。
孝徳さんの事件は、自動車運転過失致死罪の公訴時効(10年)が迫った19年9月、県警が容疑を危険運転致死に切り替え、公訴時効は10年延長された。代里子さんは「逃げた時点で過失ではなく故意。(時効で)逃げ切れない制度にしてほしい」と訴えている。インターネットと手書きを合わせて現在約5万7000筆が集まっている。事件の詳細や署名は代里子さんのブログ(
https://ameblo.jp/kosekitakanori/entry-12634714375.html)。