アメリカ大統領選挙で勝利を宣言した民主党のバイデン前副大統領は、イギリスのジョンソン首相やフランスのマクロン大統領と相次いで電話で会談するなど、政権移行に向けた準備を進めています。
一方、トランプ大統領は選挙での不正を主張するツイッターへの投稿を続けていますが、明確な証拠は示しておらず、法廷闘争の継続を疑問視する見方も出ています。
アメリカ大統領選挙で勝利を宣言した民主党のバイデン前副大統領は10日、イギリスのジョンソン首相と電話で会談し、2国間関係の強化や新型コロナウイルスへの対策などについて意見を交わしました。
バイデン氏はこの日、フランスのマクロン大統領やドイツのメルケル首相とも相次いで電話会談を行い、外交面での活動を加速させています。
また、バイデン氏は公約の1つとして掲げてきた医療保険制度の拡充について、このあと会見する予定で、来年1月の政権移行に向けた準備を進めています。
一方、トランプ大統領は10日も公の場に姿を現していませんが、ツイッターには「集計作業に不正があった」とか「われわれは勝利する」などと投稿し、選挙で不正があったとの主張を続けています。
しかし、トランプ陣営は決め手となる不正を裏付ける証拠を示しておらず、法廷闘争の継続を疑問視する見方も出ています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201111/k10012705511000.html