
新型コロナウイルスの中等症までの患者を専門に受け入れている、愛知県岡崎市の県立愛知病院は9日、新たに1人が入院し、入院患者はこれまでで最も多い27人となりました。患者の多くは、介助が必要な高齢者で看護師の負担が大きく、これ以上の受け入れは難しくなってきているということです。
愛知県岡崎市に、ことし10月15日に開院した愛知県立愛知病院は、中等症と高齢の軽症者を受け入れる専門病院で、重症患者に対応する病院の負担を減らすことが目的です。
県と病院によりますと9日、新たに1人が入院して入院患者は、開院以来、最も多い27人となりました。
看護師は現在、35人いますが、入院患者の多くは、食事やトイレなどの介助が必要な高齢者で、看護師の負担も大きいということで、これ以上の受け入れは難しくなってきているということです。
この病院の病床の数は50床で、県は最大100床まで増やす計画ですが、看護師の確保の面から難しい状況です。
愛知県医療計画課は「新たな看護師の確保に努め、より多くの患者を受け入れられるよう取り組みたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201209/k10012754791000.html