日本以上に少子高齢化が加速度的に進む韓国。
かつて女性は20代前半、男性も30歳までに結婚し、
子供を3人以上持つといったライフプランが一般的だった。
しかし、現在ではそれも大きく様変わりし、
最近の調査では、30代の未婚者の50%以上が
親と同居しているという結果も出ている。
若者たちが夢を描くなった原因はどこにあるのだろうか。
女性が一生のうちに子どもを生む平均を算出した特殊出生率を見ると、
韓国では2020年に0.84と遂に1を下回り世界最低水準を記録した。
周囲を見ても子どもの数は一人っ子または二人までいった家庭が目立つ。
そんな中でも子どもが3人以上の家庭もあり、
そうした家庭は「多子女家庭」と呼ばれる。
韓国の成人男性に義務として課せられている兵役。
芸能人やスポーツ選手の兵役をめぐる話題は
日本でも時々取り上げられているのでご存知の方も多いだろう。
実は、兵役にもこの少子化が影響を及ぼしている。
まさかとは思うが、このままさらに少子化が進めば
女性まで兵役の対象になる──
なんて時代が来るのではといささか危惧するところである。
このように、韓国の少子化は国の労働力や経済、軍事力の低下にもつながり切実な問題である。
それにしても、生活水準は明らかに向上しているのに、
若者の非婚化と少子化に歯止めがかからないのはなぜだろうか。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/6a0a0d4ae713bb243a5d521274175e90bb3dedb1