Googleは米国時間4月9日、ミッドレンジスマートフォン「Pixel 5a」を2021年中に発売するとし、世界的なチップ不足を受けて開発が中止になったとのうわさを否定した。
Googleの広報担当者は、「Pixel 5a 5Gはキャンセルされていない」との声明を出し、
「2021年中に米国と日本で提供される予定で、2020年にaシリーズのスマートフォンを発表したときと同じように発表される」とした。
同日、Googleの低価格モデルとなるスマートフォン「Barbet(Pixel 5a)」の開発が中止になったと報じられていた。Googleはうわさは誤りだとし、Pixel 5aは2020年の「Pixel 4a」の発売スケジュールにならう予定だと述べた。
Pixel 4aは2020年8月に発表されている。サプライチェーンの問題で、広範な地域で展開できず、発売は米国と日本に限定されるとGoogleは述べた。
Pixel 5aが発売できなければ、Googleに痛手となるだろう。主力のスマートフォンで競争が激化している中、Googleはミッドレンジのラインアップで成功している。
Googleの幹部は2019年、ハイエンドのスマートフォン市場でAppleやサムスンなどの競合製品と激しく競争することになると述べていた。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、スマートフォン業界全体でサプライチェーンの問題が起きている。Googleは2020年にPixel 4aを発表した際、コロナ禍への対応で世界が活動を中断した中、開発は困難だったとしていた。
Googleの製品管理担当バイスプレジデントBrian Rakowski氏は当時、「端末を開発する際には、多くのことが作用するが、今回は新型コロナウイルスの影響もあった」と述べていた。
移動制限で、Googleの従業員を工場に派遣してスマートフォンの製造や組み立て時に通常発生する問題の解決を支援できなかったことが問題の1つだったという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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