人権侵害制裁法目指す超党派議連 4月初旬に初会合 公明は不参加
2021.3.24 19:44
https://www.sankei.com/politics/news/210324/plt2103240033-n1.html 与野党の有志議員でつくる「人権外交を超党派で考える議員連盟」は24日、国会内で発起人会を開き、
4月初旬に第1回総会を開くことを決めた。海外での深刻な人権侵害行為に制裁を科すための
日本版「マグニツキー法」の議員立法や人権問題をめぐる国会決議などを目指し、
全国会議員に参加を呼び掛ける。
議連は、自民党の中谷元・元防衛相と国民民主党の山尾志桜里衆院議員が共同代表を務め、
自民、立憲民主、国民民主、共産の各党と日本維新の会、無所属の議員が発起人となった。
公明党の議員も発起人に加わる予定だったが、中谷氏によると、24日朝になって不参加を伝えてきたという。
人権侵害に制裁法「いかがなものか」 公明代表
政治
2021年3月30日 20:57
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE3033W0Q1A330C2000000/ 公明党の山口那津男代表は30日の記者会見で、人権侵害に関与した外国の当局者へ制裁を科す法整備について
「いかがなものか」と慎重な考えを示した。法整備をめぐって与野党の有志議員が超党派の議員連盟を
近く発足させる予定だが、現状で公明党の参加者はいない。
人権侵害を理由として外国当局者に制裁を科す法律は海外で「マグニツキー法」と呼ばれる。
既に法整備している米欧の主要国は中国のウイグル族への人権問題を巡り、対中制裁に踏み切った。
与野党では人権保護を重視する米欧との連携を促す動きがある。
ウイグルの人権問題を巡り「経済や人事交流の極めて厚い中国との関係も十分に配慮し、
摩擦や衝突をどう回避するかも重要な考慮事項だ。慎重に対応する必要がある」と主張した。