
井岡から大麻成分検出 ドーピング検査 昨年大みそかの世界戦
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(32)=Ambition=が、
昨年大みそかに東京都内で行われた世界戦の際に受けたドーピング検査で、禁止薬物の大麻成分に陽性反応を示していたことが26日、
関係者への取材で分かった。
ドーピング違反は確定しておらず、日本ボクシングコミッション(JBC)は近く倫理委員会を開き、違反の有無などを判断する見通し。
禁止薬物が検出された選手は再検査を要求できる。
井岡の代理人弁護士は産経新聞の書面取材に「不正薬物、違法薬物を摂取した事実はない」と回答した。
代理人によると、井岡は警察からすでに聴取を受けた。
その数日後に警察から「捜査は終了した」との報告があったという。代理人は「井岡に対する嫌疑は晴れたものと認識している」とし、
「心当たりがあるとすれば使用していた(合法の)CBDオイル。
このオイルから大麻成分が検出された可能性はあるかもしれない」と説明した。
井岡は2019年6月に日本男子初の世界4階級制覇を達成。
昨年大みそかの世界戦では田中恒成(畑中)を8回TKOで下し、2度目の防衛に成功した。
この試合はJBCの年間最高試合に選出された。
井岡の世界戦通算17勝は日本男子最多記録。
https://www.sankei.com/smp/sports/news/210426/spo2104260041-s1.html