4月頭の時点では政府からろくに情報出ずにむちゃくちゃ大混乱で
自治体は正しい情報を出してもらえないとシステムも作れないと困惑してたのよ
河野氏情報に戸惑う自治体 ワクチン供給説明、二転三転
2021年4月4日 05時00分 (4月4日 05時01分更新)
国からの文書通知を「確かな情報」として動いてきた自治体は、今回の情報の出方に戸惑う。厚生労働省が示した内容と違うことを、河野氏が発信したり、厚労省の通知に河野氏の記者会見概要が付記されたりする。
首相官邸のワクチン情報ツイッターにも「主に自治体関係者の皆さまへ」として情報発信される。
見通しが立てられないとした宮崎市。担当者は「一番困るのは住民から予約を受けたのに、当日、ワクチンが来ず打てないことだ」と話す。
六十五歳未満の人に接種券(クーポン券)を送ってしまえば、引き返しにくい。
厚労省の説明からは「ワクチンが希望通りに配送されないこともあり得る」と判断している。
県庁所在地以外でも事情は同じだ。
埼玉県戸田市の担当者は厚労省の通知では「配送する」と断定していない点を強調し、「『配送する予定』となっており、本当に来るのか不安」と疑心暗鬼だ。
首都圏のある市長は「昨年の十万円を国民に配る事業で、給付が遅いとお叱りを受けたのは、窓口となる自治体だった。
そういう目に遭うのはこりごり」と語った。東北地方のある市の担当者も不信感が勝る。「国は最後は『地域の実情に応じて』と丸投げだろう」
与党議員は、接種に使う注射器でワクチンの入った瓶一本から何人分のワクチンが取れるかで政府の説明が二転三転している点も指摘。
「河野氏らの言うことが、ころころ変わり、現場の自治体には不信感が募っているのだろう」と分析した。
https://www.chunichi.co.jp/article/230315