
東京オリンピックのマラソンのテスト大会となるハーフマラソンが、5日、札幌市で行われるのを前に、大会組織委員会の運営責任者が会見し「マラソン競技はテスト大会で検証せずに安全なレースを行うのは難しい」とテスト大会の必要性を説明したうえで、沿道での観戦の自粛を改めて呼びかけました。
東京オリンピックのマラソンと競歩は酷暑を避けることを目的におととし、会場が札幌市に変更されました。
札幌市でも新型コロナウイルスの感染が拡大する中、5日、テスト大会として本番と同じコースを使ったハーフマラソンが行われ、マラソン代表に内定している選手たちが走ります。
テスト大会では新型コロナの感染対策や警備などの運営面の確認が行われる予定で、大会を前に運営を取りしきる組織委員会大会運営局の森泰夫次長が会見を行いました。
このなかで森次長は「マラソン競技は検証をせずに安全な大会を行うことが難しいという特殊な事情がある」とテスト大会を行う理由を説明したうえで「あすはとにかく安全な大会にしなければいけない」と話しました。
そのうえで沿道での観戦の自粛を改めて呼びかけました。
大会組織委員会では沿道に人が集まらないように5日はおよそ800人を動員して注意喚起を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210504/k10013012731000.html