西アフリカ・ブルキナファソ当局は5日、同国北部の村でイスラム過激派によるとみられる襲撃があり、少なくとも住民138人が死亡したと発表した。
同国でイスラム過激派による襲撃が始まった2015年以降の襲撃事件としては最悪の死者数となった。
襲撃があったのは、ヤガ(Yagha)県の主要都市セバ(Sebba)から約15キロ離れたソルハン(Solhan)村。
治安当局者によると、4日夜から5日にかけて、武装集団が侵入してきたという。ソルハンは近年、何度も襲撃を受けていた。
現地当局者は5日夜、「負傷し、その傷がもとで死亡した人が複数おり、新たな遺体も見つかっている。現時点での暫定的な死者数は138人だ」と述べた。
ブルキナファソは2015年以降、イスラム過激派組織「イスラムとイスラム教徒の支援グループ(GSIM)」や「大サハラのイスラム国(ISGS)」などによる襲撃が激化している。
これらの襲撃は、北部のマリ国境付近で始まったが、東部などにも拡大した。これまでに約1400人が死亡し、100万人以上が自宅を離れて避難している。
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