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中央区晴海にある東京五輪・パラリンピック選手村付近。
出会い系アプリ「Tinder」を起動すると引き締まった肉体でポーズをとり、これみよがしに自信に満ちた肉体美を魅せる選手たちが男女どちらも確認できる。
プロフィールの背景には五輪のエンブレム、自国の国旗や競技名が書かれ《Here for the olympics!》、《Olympic Games Tokyo2020》、《2020 Olympian》などと自ら東京五輪に参加することを表明し、自身のInstagramを紐付けている選手もいる。
競泳、柔道、ラグビー、レスリング、陸上…競技種目も多種多様だ。
(中略)
「本当にアプリ上にオリンピック選手がたくさん出てきて驚きました。
最初は本物かどうか疑っていたのですが、プロフィールにはInstagramアカウントも紐づいていて、そこに開会式の写真や競技中の写真があがっており本人だと思いました。
なかには25日にはすでに決勝進出を決めている選手もいました。
マッチしたら最初はフランクに『Hey What's up』や『Hello』『Hey』という感じでメッセージが送られてきて会話が始まりました。
そこから、『どこにいるの?』という会話になりました。
こちらが選手村や開会式について、色々と質問をしても、一応答えてはくれましたが、それよりも直接会えるかどうかを気にしている様子でした。
選手村の近くに住んでいることを伝えると、誰と住んでいるのかなど聞かれました」
「選手村には入れないことを伝えると、そこで多くの選手から返事が途絶えてしまいました。
選手のなかにはどうやったら私を連れ込めるか模索している人もいました。
開会式前日と開会式のお昼過ぎまでが一番メッセージのやりとりが多くて、ひっきりなしに通知がきていました。
ほとんどの人は1時間以内には返事がくる状態で、30分返事を返さないだけで、『Hellooo』と返事を催促するようなメッセージもきました。
出会い目的のTinderなので、遊べる相手を探しているのは分かっていましたが、露骨な誘いは流石に気持ち悪く返事はしませんでした」
(A子さん)
(後略)
https://bunshun.jp/articles/-/47404