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防衛省は23日、津軽海峡の通過が初めて確認された中国とロシアの駆逐艦など計10隻が、
鹿児島県・佐多岬と種子島間の大隅海峡を通り、東シナ海に向かったと発表した。中露の艦艇が同時に
大隅海峡を航行するのが確認されたのは初めて。
同省統合幕僚監部によると、中国艦5隻とロシア艦5隻は、18日に津軽海峡を通って日本海から太平洋に出た後、
太平洋を南下し、伊豆諸島の須美寿島と鳥島の間を通過。22日に大隅海峡を抜けた。領海には侵入しなかった。
23日午前には、長崎県・男女群島の南南東約130キロの海域で、中国海軍の駆逐艦が
ヘリコプターの発着艦を実施したため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応した。防衛省は両国の意図などを分析している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5c95dcc4011d628cf43b98e1bdb145b548c1fa1