元自衛官が飲酒死亡事故、時速160キロで追突…懲役12年求刑の検察「まさに走る凶器」
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鹿児島市草牟田2の国道3号で3月、酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、1人を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死)に問われた陸上自衛隊川内駐屯地の元陸士長、南川悟大(ごだい)被告(23)の裁判員裁判が10日、鹿児島地裁(中田幹人裁判長)であり、検察側が懲役12年を求刑して結審した。判決は16日。
起訴状などによると、南川被告は3月21日早朝、飲酒し正常な運転が困難な状態で乗用車を運転し、右折中だった軽乗用車に時速約160キロで後方から衝突。運転していた同市唐湊4、自営業武竜一朗さん(当時47歳)を死亡させたとしている。
検察側は論告で、「被告の運転状況はまさに走る凶器。いつ誰が犠牲になってもおかしくない極めて危険なものだった」などと主張。弁護側は最終弁論で、「被告は反省、謝罪の気持ちを有しており、懲戒免職という社会的制裁も受けている」などとし、寛大な判決を求めた。