原油価格の高騰で、水戸市にある納豆メーカーでは、納豆を入れるパックなどが値上がりすることになり、経営に影響が出るものと不安を感じています。
特産の納豆を作っている水戸市のメーカーでは、納豆を入れるパックやフィルムなどに石油由来のものを使用しています。
原油価格の高騰で、容器を仕入れている業者からは先月、「次の取り引きから容器類を5%から10%程度値上げする」と伝えられたということです。
また、大豆を蒸すためのボイラーは燃料に灯油を使っています。
今のところ灯油の仕入れ価格に大きな変動はありませんが、今後、価格が上がるのではないかと心配しているということです。
このメーカーでは、商品を値上げすると消費者の買い控えが懸念されることから、原油価格の高騰に伴う容器代の値上がりなどを商品価格に上乗せすることは今のところ考えていないものの、影響が長引く場合には値上げを検討する必要も出てくるとしています。
納豆メーカーの高野友晴社長は「メーカーだけの判断で商品を値上げすることは難しく、値上げに対する消費者の意識を見極めながら、製造段階で経費を削減するなどして対応していくしかない」と話しています
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20211117/1070015132.html