現行スイフトは、2017年1月に発売された4代目モデル。これまでのモデルサイクルと照らし合わせると、2023年初めの次期型5代目へのフルモデルチェンジの実施が予想される。
■次世代ストロングハイブリッドシステム導入の可能性
新型スイフトの大きな焦点となりそうなのが、パワートレインの電動化である。
CAFE方式による罰金制度がスタートしている欧州市場では即座に電動化する必要があり、これにはマイルドハイブリッドで対応してきた。
ただし、今後もこの方法だけで、各国地域の規制をクリアしていくことは困難で、本格的ハイブリッドシステムの導入が望まれるところである。
そんななか先月スズキから重大な発表があった。
2022年初めに欧州発売される新型ビターラには、自社開発の「ストロングハイブリッド」が搭載されるとのこと。
これは従来型ストロングハイブリッドの大幅進化版である可能性があり、新型スイフトへの搭載も期待される。
ストロングハイブリッドのキーデバイス「MGU」はモータージェネレーターユニットを意味し、駆動モーター兼発電モーターということになる。
従来システムにおけるMGUの最高出力はわずか10kWで、「ストロング」としながらも、他メーカーのハイブリッドシステムと比較するなかでは、むしろ「マイルド」と言ったほうが適切なぐらいだ。
スズキは、公式には「ストロングハイブリッド」という呼び方をやめており、グレード名が「S」で始まる程度に表現を改めている。
先月の発表では、再び「ストロングハイブリッド」という呼称を復活させていることから、ビターラ搭載の次世代ストロングハイブリッドは、モーター出力が大幅にアップすることが予想される。
■ダイハツ「e-SMART HYBRID」を超えることができるか
(つづきあり)
https://car-research.jp/swift/sport.html