自動運転オペレーターのトヨタ社員を書類送検 パラ選手村の接触事故
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e8e76dae5208754b1fb617ea32b4003b8d2cacb
東京パラリンピックが開かれていた昨年8月、東京都中央区の選手村で自動運転のバスで視覚障害のある柔道の北薗新光(あらみつ)選手(30)に接触してけがを負わせたとして、警視庁は6日、バスのオペレーターでトヨタ自動車の男性社員(39)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検した。バスに技術的な問題はなく、人為的なミスが原因と判断した。警視庁への取材でわかった。
【写真】東京五輪・パラリンピックの選手村=2021年7月、東京都中央区、朝日新聞社ヘリから、内田光撮影
事故を起こしたバスは、5段階の自動運転技術のうち下から2番目の「レベル2」で運行していた。人の運転をシステムが支援する車両で、安全運転の責任は搭乗するオペレーターが負う。オペレーターが運転者として立件されるのは全国で初めてとみられる。
男性社員は昨年8月26日午後2時ごろ、選手村を通る区道で、トヨタの電気自動車「eパレット」(定員20人)を走らせた際に北薗選手に接触し、2日間のけがを負わせた疑いがある。北薗選手は2日後の試合を欠場した。バスには乗客5人とオペレーター2人が乗っていたがけがはなかった。
オペレーターの2人はトヨタの社員で、1人は発進や停止の操作を、もう1人がドアの開閉を担っていた。警視庁は発進や停止を担っていたオペレーターに過失があると判断した。男性社員は「人には気づいたが、横断をやめるだろうと思った」と話したという。
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東京パラリンピックが開かれていた昨年8月、東京都中央区の選手村で自動運転のバスで視覚障害のある柔道の北薗新光(あらみつ)選手(30)に接触してけがを負わせたとして、警視庁は6日、バスのオペレーターでトヨタ自動車の男性社員(39)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検した。バスに技術的な問題はなく、人為的なミスが原因と判断した。警視庁への取材でわかった。
【写真】東京五輪・パラリンピックの選手村=2021年7月、東京都中央区、朝日新聞社ヘリから、内田光撮影
事故を起こしたバスは、5段階の自動運転技術のうち下から2番目の「レベル2」で運行していた。人の運転をシステムが支援する車両で、安全運転の責任は搭乗するオペレーターが負う。オペレーターが運転者として立件されるのは全国で初めてとみられる。
男性社員は昨年8月26日午後2時ごろ、選手村を通る区道で、トヨタの電気自動車「eパレット」(定員20人)を走らせた際に北薗選手に接触し、2日間のけがを負わせた疑いがある。北薗選手は2日後の試合を欠場した。バスには乗客5人とオペレーター2人が乗っていたがけがはなかった。
オペレーターの2人はトヨタの社員で、1人は発進や停止の操作を、もう1人がドアの開閉を担っていた。警視庁は発進や停止を担っていたオペレーターに過失があると判断した。男性社員は「人には気づいたが、横断をやめるだろうと思った」と話したという。