通常国会、法案絞り込み 参院選控え61本程度―政府
政府は、17日召集予定の通常国会に提出する新規法案を61本程度とする方針だ。
夏に参院選が予定され大幅な会期延長は困難なため、本数を絞り込む。こども家庭庁設置法案、
経済安全保障推進法案など岸田政権の「実績」をアピールできる法案の成立を優先させる。
通常国会に提出される政府法案は、例年65本前後となることが多い。
一方、参院選の年は少なくなる傾向があり、2016年は56本、19年は57本だった。
自民党関係者は「61本でもまだ多い。もっと削れと(省庁に)突き返している」と明かす。今後、さらに絞り込みが進む可能性もある。
昨年の通常国会で廃案となった入管難民法改正案は現時点で含まれていない。
政府内では「与野党対決型の法案になるなら、参院選前に無理をしなくてもいい」との声が出ている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010600872&g=pol