
台湾の改良型戦闘機、海に墜落 残骸発見
2022年1月12日 18:14 AFPBB
台湾の救助隊は12日、前日に海に墜落した改良型戦闘機「F16V」1機の残骸を発見した。
事故機は11日、定例訓練のために南西部の空軍基地を飛び立ったが、約30分後に消息を絶った。
空軍は、事故機が海に墜落し、28歳のパイロットが緊急脱出した形跡はないと説明した。
救助当局によると、機体の残骸は見つかったが、ヘリコプターや巡視艇を投入し、60人以上が夜を徹して捜索したにもかかわらず、パイロットの痕跡は見つかっていない。
空軍はF16全機の飛行を停止。今回の事故は、昨年11月に発足したF16V部隊にとって打撃となった。
中国が軍用機の台湾防空識別圏(ADIZ)への進入を増やして圧力をかけ続ける中、台湾空軍では近年、死亡事故が相次いでいる。AFPの集計によると、2021年の進入回数は969回で、前年の約380回から2倍以上に増えた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3384777
![台湾海峡で新型戦闘機F16V墜落。パイロットは脱出できていない模様。 [896590257]YouTube動画>1本 ->画像>7枚](https://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2020/08/200815_F16V_01-640.jpg)