ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」は13日、南部ザポリージャ州ドニプロルドネ市の
エフゲニー・マトベーエフ市長が「ロシアの侵略者」に拘束されたと報じた。同サイトは、同州のメリトポリ市の
市長に続き、州内で2例目のロシア側による市長拘束だとしている。
ロシア軍が市長拘束か、主要都市の包囲も続く いまわかっていること
ウクライナ・プラウダによると、州政府幹部がSNSで13日、マトベーエフ氏の拘束を明らかにした。
この幹部は「戦争犯罪は体系的になりつつある」とロシア側を非難したという。
また、米CNNによると、メリトポリでは、ロシア軍による制圧後に市長を代行する立場となった
ガリーナ・ダニルチェンコ氏が13日、テレビ演説をし、地元で「ロシアのテレビ」放送が始まると発表した。
ダニルチェンコ氏は、放送決定の理由として「信頼できる情報が大きく足りていない」と主張したという。
英BBCによると、市長を代行する立場にダニルチェンコ氏を就けたのはロシア側だという。メリトポリでは
拘束されたイワン・フェデロフ市長の解放を人々が街頭で訴えており、ダニルチェンコ氏は「過激派の活動」に
参加しないよう呼びかけているという。(佐藤達弥、荒ちひろ)
https://www.asahi.com/articles/ASQ3G46TVQ3GUHBI015.html