新型コロナウイルスが再流行する中国で、45都市で何らかの都市封鎖(ロックダウン)が行われ、
対象者が3億7300万人に上るとみられることが分かった。調査した野村ホールディングス傘下の
野村国際(香港)が16日までに明らかにした。全人口の26・4%が行動制限を受けている計算だ。
都市封鎖になると自宅や施設に隔離されたり、居住区から出られなくなったりする。上海市を中心に感染の
拡大傾向が続く一方、習近平国家主席は感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」継続を強調しており、
行動の自由を奪われる人がさらに増える可能性がある。
調査では、4月11日時点で45都市が完全、または部分的な都市封鎖を実施。対象地域の年間国内総生産
(GDP)は約46兆元(約910兆円)で全GDPの40・3%を占める。封鎖対象は1週間前の23都市、
1億9300万人から倍増した。(共同)
https://www.sankei.com/article/20220416-UFH6STZQ2RK35JDBRRYXRFHC4A/