【ルポ】 ウクライナ東部にとどまる高齢者たち なぜ避難しないのか
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-61137421
2月にロシア軍によるウクライナへの本格侵攻が始まり、程近い前線地帯で暴力が再び発生するまで、ここには約1500人が住んでいた。
しかし現在は約300人しか残っていない。ロシアが東部と南部で作戦を再開させたことから、さらに多くの人が村を去っている
もともと住民には高齢者が多く、わずかにいた若者たちはほとんど残っていない。これはウクライナ各地の村や町でみられる現象だ。若い世代はより安全な場所へと移動し、その親や祖父母らはとどまることを選んでいる。
「ずっとここで生きてきた。どこにも行かない」。領土防衛の腕章を着け、ライフルを持ったミコラ・ルヒネツさん(59)は言った。2月に登録し、銃を手に取ったという。「セルヒーウカにとどまり、必要なら防衛する」。