13歳少女 奇跡の生還…ロシア軍砲撃で“頭に破片”
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All Nippon NewsNetwork(ANN)
ウクライナの首都キーウにある国立小児病院には、ロシアが侵攻を続ける南東部などからの負傷者が、相次いで運ばれています。
国立オフマディット小児専門病院 ウラディミル・ジュルニル院長:「この病院には、マリウポリからの避難民たちが来ています。その中には、治療の必要な子どももいます」
この病院で、奇跡的に命が救われた少女がいます。13歳のソフィヤさんです。
彼女が住んでいるのは、南部のミコライウ州で、自宅にロシア軍の砲弾が、直撃したというのです。
ソフィヤさん:「攻撃の音が聞こえて、ママが『ソフィヤ早く逃げて』と言って、走り始めて3歩進んだら、破片が飛んできた」
ソフィヤさんは頭に破片が突き刺さり、意識不明になりました。
しかし、ミコライウの病院では破片を取り除くことができず、そのまま3週間以上を過ごしました。
その後、キーウの病院に運ばれ、手術で破片は無事に取り除かれました。
国立オフマディット小児専門病院 ウラディミル・ジュルニル院長:「彼女が即死しなかったのは、奇跡です。無事助けることができたのは、もっと奇跡です」
しかし、ソフィヤさんの右腕と右足には、感覚がなくなる後遺症が残りました。
リハビリに励み、平和な日常が戻ったら、ソフィヤさんには、かなえたい夢があるといいます。
ソフィヤさん:「黒い7弦のギターが欲しい」
ギターが弾けるように、元気になると誓いました。