政府は、ことしで鉄道の開業から150周年になるのを記念して、額面1000円の銀貨を発行することを決めました。
日本で最初の鉄道は、1872年10月14日に新橋・横浜間で開業し、ことしで開業150周年を迎えます。
政府は、これを記念して額面1000円の銀貨を発行することになり、2日の閣議でデザインなどを定める政令を決定しました。
銀貨の表面には、鉄道開業の前の年、1871年に完成予想図として描かれた錦絵の「高縄鉄道之図」をカラーであしらっています。
また、裏面には「旧新橋停車場」の復元された駅舎がデザインされています。
銀貨は7万枚発行する計画で、独立行政法人造幣局が通信販売します。
価格は1万2300円で、申し込みは、ことし10月5日から3週間程度受け付ける予定です。
鉄道にまつわる記念貨幣は、最近では、平成26年から28年にかけて発行された、新幹線開業50周年の記念貨幣などがあります。
鈴木財務大臣は、2日の閣議のあとの記者会見で「鉄道開業は明治期の重要な近代化の取り組みの1つで、150周年の節目であることしは、記念貨幣の発行にふさわしい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220802/k10013747431000.html