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米ニューヨーク州ニューヨーク市で今月12日早朝、アパートのゴミ投入口から中に入り込んだ男性が死亡した。同アパートは各階にダストシュートが設置されており、ゴミ投入口に入れたゴミは筒の中を落下、地下にあるコンテナに集められて圧縮される仕組みになっていた。当時の監視カメラの映像とともに『New York Post』などが伝えた。
ニューヨーク市ブルックリン区ベッドフォード=スタイベサントで12日午前4時前、「メドガー・エヴァース・アパートメンツ(Medgar Evers Apartments)」の1階に設置されたゴミ投入口に男性が入り込み、15分後に死亡が確認された。男性は50代と見られているが、名前は明かされていない。
監視カメラが捉えた映像では、黒いTシャツを着た男性がゴミの投入口に足を入れて入り込む様子を、白いTシャツを着た男性が見守っているのが見て取れる。するとそこに女性が現れ、ゴミ投入口の蓋部分に座りこんだ黒いTシャツの男性が落ちないように支えた。
黒いTシャツの男性はその後、滑り台を下りるような体勢になると姿が見えなくなり、残された男女2人は携帯電話のライトを使ってダストシュート内を確認している。
2人はその後、何らかの異常に気付いたのか、白いTシャツを着た男性がゴミ投入口に頭を突っ込む形で中を覗いており、女性は男性が落ちないように下半身を支えている。
黒いTシャツの男性はこの約15分後、地下の圧縮装置で押しつぶされた形で発見されており、現場で死亡が確認された。
警察は「事件性はない」としながらも、男性がゴミ投入口に入り込んだ理由については公表しておらず、同アパートのある住人は「鍵か何かを落として拾おうとしたのかもしれないね」と話している。また5階に住む男性は「監視カメラに映っていた3人はこれまで見たことがない。ただ住民以外の者がアパートに侵入することは珍しくないことだ」と語ったそうだ。
ちなみにこのニュースには「ゴミ投入口には“圧縮”のサインや注意書きがあるのに、大人が3人もいて気付かなかったのか?」「鍵を拾うために命を落としたとしたら悲劇」「あんな早朝に何をしていたのだろう」「こんな死に方はしたくない」「理解し難い行為」といったコメントが寄せられている。