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睡眠不足は人を利己的にする?米研究結果
睡眠が不足しているとき(質と量、どちらの意味でも)、私たちは「助け合いの精神」をいくらか失う可能性があるという。米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、「睡眠不足は精神疾患その他の疾病のリスクを高めるだけでなく、人間の社会的機能にも悪影響を及ぼす可能性がある」との研究結果を発表した。
オンライン科学誌プロス・バイオロジーに発表された論文によると、研究チームは睡眠時間と人の行動について、3種類の調査を行った。一つはサマータイムの開始と寄付の関連性について調べたものだ。
サマータイム制度を導入している米国の州では、時計が1時間進められ、その分の時間を失うことになった日から1週間、慈善団体への寄付額が10%減少していたという。この制度がない州では、同じ時期にそうした変化はみられなかった。
論文の共著者である同校のマシュー・ウォーカー教授(神経科学・心理学)は声明で、この結果が示すのは、「1時間というごくわずかな睡眠時間の短縮でも、人間が生来持つ優しさ、困っている人を助けたいという気持ちに明確な影響を及ぼし得るということだ」と説明している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f94ff62f25f2623a1fab9fa63db90f98e339676