2023年1月21日(米国時間)、同日の新月は地球から正確に35万6568キロメートルの位置に来る。Timeanddate.comによると、これは西暦1030年以降で最も地球に近い。十字軍やノルマンディー上陸作戦、北米では初期のバイキングが定住した時期だ。
この「究極のスーパームーン」は、中国の旧正月が始まる合図でもあり、1月23日の日没後に最高の景色を見せる金星と土星の珍しい大接近の最中のこととなる。
なぜ突然月がそんなに近くにくるのだろうか?
■新月がこんなにも近くなる理由
月が過去992年間で最も近くにくる。ただし夜空に姿を現すことはなく、天体観測者たちに真っ暗な空を提供する。
このいわゆる「スーパームーン(近地点にある新月)」は「マイクロムーン(遠地点にある新月)」の反対であり、非常に稀な事象ではあるが、通常パターンの1つだ。
この接近した月が地球の潮汐に与える影響は特に強くなる。地球と同じ側にある太陽の影響と相まって、1月20~25日の間、沿岸地帯には「キング」タイドと呼ばれる最大級の大潮が起きる。ピークは1月23日だ。
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