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中国の不動産開発株が急落、ストックコネクトの対象から外れる
10日の取引で中国の一部デベロッパーの株価が急落。中国本土の証券取引所と香港取引所をつなぐストックコネクト(株式相互取引)の対象銘柄から外れたことが響いた。低迷する不動産セクターにとって新たな打撃だ。
世茂集団は香港市場で一時30%安と、この1年余りで最大の下げ。旭輝控股(集団)と遠洋集団も20%を超える値下がり。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の中国不動産株指数は一時5.3%下落し、4月以来の安値を付けた。
政府の支援策にもかかわらず、中国の住宅不況は8月に一段と深刻化し、碧桂園などの不動産開発業者の販売が減少したこともセンチメントの重しとなった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-10/SJKY0NT0G1KW00