このスレへの固定リンク: http://5chb.net/r/pinkcafe/1603211847/
ヒント:5chスレのurlに http://xxxx.5chb.net/xxxx のようにbを入れるだけでここでスレ保存、閲覧できます。
○○さん…
どうしたの?パンツの中に手を突っ込んで…
そんな驚いた顔しないで?
期待して玄関の鍵を開けてくれていたんだろ?
寂しいんだ?旦那がなかなか構ってくれなくて…
あるBBSでね…赤裸々に自分の性的な悩みを打ち明けていたね?
… … … なんで知ってるの!って顔だねw
知ってるよ…君がそのBBSで断片的にUPした画像や動画とか、意味深なハンドルネームで。
7月の野外オナニーの動画でちらっと映ってしまった建物。
あれは僕が住んでるマンションだったんだ。
君は相当なドスケベだよね。
それを不特定多数に公開して、更に快楽を得ているなんて、相当な変態だと思う。
………こうやって初めて面と向かってまじまじと顔を見ると、とてもそんな変態だと思えないけどね。
その事に気付いてからは話は簡単さ。
「近所のマンションでやっちゃった(///∇///)」ってスレッドの中に、
※この後何食わぬ顔でお気に入りの喫茶店で○○のケーキを食べました!
これ、大好きなの!
夏期限定だから今しか食べられない!
ってあっただろ?
あのケーキ、…僕もお気に入りでね…(ニヤリ)
書き込み時間が14:23ってなってたから、
まあ、午前中に出掛けてるんだろうなって、張り込んだんだ。
………で、知っての通り、あの喫茶店、午前中は決まったパターンの常連さん多いだろ?
…そこから、まあ、書き込み通りなら若い女の人を探して、その人にあたりをつけて行けばよかったんだ。
1人きりの若い女の人って案外少ない。
その中でというと、友達とダベりに来るか、
外回りの仕事の合間の休憩に来るって人が大半だ。
暇そうな女の人っていうと………
居たじゃない。色白で四六時中エッチな事考えてそうな、物欲しそうな濡れた唇を舌舐めずって、
ケーキにほおばりついてる君が…
みかんをチュッチュ吸うように、ついた生クリームを舌で絡めとるように食べてる君の姿を見て、「この人だ!」って直感したね。
…探偵もののドラマなんかあんま観ないけど、何となくこんな距離で着いていけばいいかなー?なんて。曲がり角だけ注意して。
いつもスーツ来て外仕事やってたから、昼下がりの街への溶け込み方は馴染んでる。
君が無警戒なのと日傘をしてくれてるお陰で、まあ、実に簡単な尾行でした。
あっさりと君のお宅が特定できましたとさ。
それと同時に君の家の周りを漁って、君の名前やらを調べあげたよ。
○○さん…かわいい名前だね…
君の欲望への行為はエスカレートしてるし、こりゃ旦那とはすっかりレスだな?とは思っていた。まあ、妊娠してるしね。
こないだ外でトイレの自己撮影画像アップしてたけど、処理が甘くて君のビラビラ、確実に見えていたんだよ。
皆優しいのかすぐやんわりと指摘が入って慌てて君は消したけど、ヌラヌラと光ってたね。
この目でまじまじと見たくなっちゃったよ。
あの、ヌラヌラとした唇に、僕のおちんぽがズブズブと侵入していく…
想像しただけで勃起が止まらなくなっちゃってね…
○○さんのおまんこ、相当遊んでるように言っていた割にはピンク色のビラビラで、
どうしてもむしゃぶりつきたくなっちゃったんだ!!
昨日えっちなBBSで「カッコいい宅配業者に犯された私」ってスレッドがたったんだ。まぁ、僕が若い奥さんのフリしたんだけど。
色んな体験談が書かれてる場所があって、ほとんどがその流用だったけど、
けっこう皆で盛り上がってたよね。
で、○○さんはかなり本気にしてたよね?
別のID使って僕が「期待してるなら玄関の鍵をわざと開けておけば?」
「宅配ついでに入ってきてくれて犯してくれるかもよ?」
なんて書いたら、えー?どうしようかな…ドキドキ…
とか、きたいしちゃうな、なんて能天気に返信してたね。
その言葉を考えると、「あ、この人本当にやるな。」なんて確証に近い直感が脳裏に走ったんだ。
期待を裏切らない、淫らな快楽をこれから与えてあげるよ。
○○さん………どうして後退りするんだい?
…その割には声も上げないね…怖くて声がでない…?
…それとも…どこかでこういった事を望んでいたの…?
ふふふ。…自分でもわからないみたいだね。
…じゃあ、教えてあげようかね…?
ほら、手を掴まえちゃった。
必死に抵抗しても無駄だよ………ほら、
手の指と指を絡ませて…
○○さん、口を塞ぐよ…ふぐっ…ンッ、ンンンッっ……ンッ……ンッ……ンッ……ン…
…どうして舌を絡めてくるんだい?
…鼻息も荒いね。興奮が伝わってくる…
嫌なんじゃないの?
…そんな小声で…嫌…嫌…イヤ…って囁かれても、もうやめないからね…
………ん、いいコだ。従順だね。
じゃあ、下はどうかな…?
………ああ、いま、○○のパンツの中に手を入れたら、もうグショグショだね…
………これが○○のおまんこかぁ……
認めたくないけど、恥ずかしいけど、声に出せないYESの意味の嫌なんだよねw
…まあ、もう家宅侵入なんて罪を犯してるから、このままもう○○を犯すだけなんだけど。
…ほら、○○さん、君の腰に押しつけてる僕のチンポが固くなってるのわかるかい?
君のせいでギンギンなんだよ?
…ほら!…よい…しょっと。
抵抗せずに素直に脱ぎなよ、破れちゃうよ………っと。それっ!
うわーっ、○○さん、一気に膝下まで下ろしたら、太ももまでツッ〜ダラダラって一気にいけない汁が垂れてきた!
もうすっごいビショビショ。
なに考えてるの?やらしいなぁ。
………ああ…○○さん、これが○○さんの大事なマンコなんだね………
予想より小振りだけど、すっごくチンポ好きそうなおまんこだよ!
………そこのソファーに腰かけて。
股を開いて………パンツのかかってる方の足を持ち上げるよ………。
………ほーら、○○のおまんこ!まる見えだよ!!大変だ!!くっきり見える!!
ひくついてる唇や、お尻の穴までまるまる見える!
…ほーら、ダメダメ!足を閉じるな!
閉じるなって!
あんまりお腹に力を入れない方がいいよ?赤ちゃんがいるんだから……
…よーしよしよし、素直だね?
…なんだいその目は?睨み付けてももうどうしようもないよ?君が望んだんだからね?
ほら………○○さん、あそこもお尻の穴もヒクついてるのがわかるよ…よく分かる…
もういやだぁ………だなんて顔真っ赤にして、顔に手を被って泣いてる場合じゃないよ?
もうこんなに愛液がドクドク出まくって、恥骨が盛り上がってるじゃないか。
おまんこの中も充血してパンパン、おしっこの穴もまる見えだよ!
名前も知らない赤の他人に見られて?
見られただけで?
歯をガチガチ鳴らして唇を震わせて。
怖いかい?いや、期待してるのかい?
…とても複雑で言い様の無い気持ちだろ?
恐怖と…屈辱と……言い難い快楽とが混ざりあった複雑な心境だろ?
こんなにお汁が勿体ない。
舐めてあげるよ。んー、ちゅる、じゅば、じゅばばっ、ずばばばっ、
んー、甘酸っぱくて最高!
頭を挟み込んでくる太ももの力が、僕の舌や唇の行為と連動してるのがわかるよ!
舌をおまんこのクリちゃんで転がす度に左右に腰がくねる、くねる。
両の手は相変わらず押さえつけてるから、いくらもがいても抜け出せないよ?
………我慢してたんだろうけど、遂に感じてる声をあげ始めちゃったね?
………んー!これでどう!
精一杯の舌の摩擦で○○のあそこかきみだすよ!
…!…すっごい仰け反ったね!今!
いま、イッてる?イッてるの?
知らない男にイかされてるのッ?
知らない奴の顔におまんこ押し付けてイッてるの!?
…すごく○○さんって、はしたないねッ!
すごく、えっちな姿だよ?
記念に一枚写真撮っておくね。
ピロリン♪
…ふふ、真顔になったね。
大丈夫、そんなに睨まなくても、顔は写さないし、ネットにも投稿しない………
だけど、もうこれで○○は僕の絶対的な性奴隷だよ?いいかい?通報したら、どうなっちゃうかわかるだろ?
………大丈夫だよ。あくまで僕の防衛手段。君を酷い目に遭わせるつもりはないさ。
ふふふ、どの口が言うんだって顔をしてるねwごもっともw
………はい、まだまだいくよ、四つん這いになって。
…従順だね、自分から脚を開いておくなんて。カモーン、だね♪
………んー?顔を埋めて、泣いてるの?悔しいの?後悔してるの?
…でも、相変わらず○○のこっちの方はぐちゃぐちゃだよ?…っと。
ズンッ!!
すっごい!1発で奥まで入っちゃったよ!?
無防備な城門だねwww
うぉぉぉう!締める締める!閉じ込める作戦か!
その方、策士よのぅw!
ほーら!ズン!ほーら!ズン!
ズンズンズンズン!
我が方の棒はことさら硬いぞよ?
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッパン!
あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、
と一段と声が高まるのう!
隣近所に奇襲攻撃の知らせかw!
その方の面目丸潰れじゃのうw!
ああ、うううーーーッ!!!?
なんたることじゃ!この締め付けは……
うう………はぁぁぁあ…気持ちいい……
○○さんさぁ……これ…絞めてんの…すごい……
ふぅっ………○○さんのこの締め付け、半端ないね…
僕のチンポの…根元って…感じやすいんだ…はぉ…すげェ…
ああ、そんな締め付けたまま、腰くねらせないで…
………え?笑ってる…?
あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、ダメダメ、ダメ!
あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、どんどん腰の動き速くなってる!
○○さん、腰、こし、ヤバイって!
自分だってアソコグショグショの癖に、なに笑ってんだよッ!
あっ、あっ、あっ、まだ、まだイくわけにはいかない!まだ色々やる事考えてきたんだし!
あっ!その腰の振り方ヤバい、ヤバイって。
で、出るっ出るっ出るっ出るぅ〜〜〜〜〜っ!!
人妻に、中に、出しちゃった…。
……あ、そういえば妊婦さんだったか…。
…ふぅ…助かった…
カシャッ!
?あ!何撮ってるんだよ!!
やめろ!消せ!寄越せ…って!?
ん!ふぐっ、うううううん…
…何で○○さん、そんなディープなキスしてくるの?
んんんん………。………はぁ……。
捕まえて警察に突き出すんじゃないの?
………?
捕まえたって…?
まさか、○○さん、僕の事最初から知ってた?
尾行したり、書き込みで罠に嵌めようとしてたりとか…
………○○さんは何も言わなかった。意地悪な微笑みを浮かべ、更にもう一回戦要求し、唇を求めてきた。
………性欲底無し……とんでもない変態だ……
この人はこんな風に罠を嵌めてきていたのか?
それとも今日の出来事でタガが外れてしまったのか…?
…最早攻守、主従は逆転である。
僕はその日、たっぷりと搾り取られた揚げ句、
その日から都合のいい様に呼び出され、飽きられるまで、性奴隷にされる日々を送るのである。
飽きられないように精一杯奉仕する。
最早調教され、僕の方がもうこの○○さんに入れ込んでいる。
BBSには「ペット」という名でぼかしを入れてくれてはいるが、僕を弄んでる画像が夜な夜なUpされるようになった…
---------------------【第1話 FIN】-------------------------------
ふと書き出したら、止まらなくなったw
思考(妄想)を巡らせながらチンバキ状態で書いてるから、書き終わったの朝方になっちまった。
やべぇ、まじ変態だなぁ。
変態ちゃん、こんな俺でゴメンよ。
これからも君の為に書くからね。
○○さん、○○さんの手を今、握りしめてるよ。
色白の指が、僕の日に焼けたごつい手に一生懸命絡んでる。
口は互いに舌を求めあっている。
○○さんは隣のアパートに住んでいる人妻さんだ。
いつも朝7時ちょっと前に旦那さんが出勤する。
じゃあね、いってらっしゃい!と○○さんの軽やかな声が僕の目覚まし時計代わりだ。
短い沈黙のあと、乾いた革靴の音が遠ざかっていく。
ああ、多分今日も抱き合って朝のチューして出て行ったんだなと思った。
結婚してから何年が経ったのか、後から越してきた自分にはわからないが、
まだお子さんがいらっしゃらないので、そう何年も前から結婚しているような風にも思えなかった。
ごくたまに廊下ですれ違う程度だが、会釈をするとにこやかに挨拶をしてくれる、
どことなく人懐っこそうな感じがある。
何かきっかけがあれば話ができるのだが…今のところ何の接点もない。
何事かと声のした窓際へ向かうと隣の奥さんと旦那さんが激しく口論しているようだった。
会話の中身までは聞こえないが、奥さんが時折感情的に捲し立て、時には啜り泣くような声や、問いかけるようなうわずった声が聞こえた。
旦那さんの方はそういった声に対して反応しているような感じだった。
時には大声をあげて黙れ!だの鬱陶しい!だの一喝するような短い罵声が聞き取れた。
夫婦喧嘩かな…?昔の人は犬も食わないって良く言ったものだ。
何もなくても変化自体には気がついたことだろう。
隣の玄関のドアが開く音はわかった。
が、いつもと違い、会話は全くなく、ドアもすぐに閉じ、革靴の音も足早に遠退いた。
そもそも、今日は何時もより隣の旦那さんが出ていく時刻が早い。
夫婦ケンカが尾を引いてるんだろうな‥
と、そう感じた。
俺は部外者なのに居心地の悪さを覚えた。
もし、顔を合わせたらどんな挨拶をすればいいのやら…
機嫌が悪そうだったら嫌だな…とか、
嫌われたくないな…というのがずっと頭をぐるぐるしている。
どうしたんだろう?俺は…
隣の奥さんが気になってるのか?
そんな安い不倫恋愛小説みたいな…
ほら、そんな事より早く生ゴミ捨てに行かなきゃ…直ぐに収集車が来ちまう。
次のゴミの日まで部屋で同居だなんてゴメンだぞ。
急いで台所、部屋、風呂場やトイレのゴミをまとめて急いで玄関を飛び出した。
アパートと言っても昔良くあった2階建ての木造ではなくて、
4階建ての鉄筋コンクリートの建物である。
ただし、1970年代の古い集合住宅なので、家賃は安い代わりに色々と不便な所がある。
駅が近いのは助かるが、エレベーターなんてないので少々上り降りが疲れる。
隣の部屋の奥さんが慌てて玄関のドアを飛び出してきた。
目を少々腫らし、髪はくしゃくしゃで格好はパジャマ代わりのトレーナーに下は黒のハーフパンツかな?
結構ムチムチで却って色白の太腿の素肌が強調されていた。
素足にサンダル履きでパタパタ足音がする。
正しくそんな顔で慌てて駆け出してくる奥さん。
一瞬目が合った。けど、状況的に相手が気まずい状況だろう。仲がよかったら早くしないと行っちゃうよーwとか、
軽口も言えるけど、ここいらはゴミ収集コースの最初なのだろう、気を抜くと8時半とかに収集が来る。
マジでヤバい。
ども、まだ来てませんから大丈夫、焦らず…と小声で言うも遠くからピロピロピローン♪左へ曲がります…とかいう
例の収集車のウインカーと連動した音声が聞こえてきた。
パタパタパタパタ…そんな独り言をいいながら軽く会釈を交わし、両手にゴミ袋を重そうに持ちながら小走りに駆け出して行く奥さん。
フラフラして危なっかしいな…と振り返り、ゴミ袋を片方持ってあげようか?
いやいや、余計な事だ、半透明のゴミ袋だ。プライバシーもあるし。
と考えながら見送っていると…
大変だ、慌てて階段を転落したかも!直感で感じた俺は階段の方に駆け寄った。
奥さんが階段の中程に腰掛けて脚を押さえてる。ゴミ袋は踊り場に転がり、1つは派手に破れてる。
ん?大量のティッシュのにゴム風船のような…あれはもしかしたら…
更には、ゴミ袋の中に小さいゴミ袋が見えたが、それも中身が飛び出ている。何やら赤い…
紐がついた太い綿棒のような…あれって、あの部分の中に挿し込んで使うやつだよな…
そんな事をぼんやりと考えてしまったが、痛った…と小さく呻く声と、階段の目の前の部屋からお婆ちゃんが、凄い音が聞こえたけど、大丈夫?とドアを開けて聞いてきた声に我に返った。
あ、あ、大丈夫ですか!?足を踏み外したんですか!?怪我は大丈夫ですか?
歩み寄り、近づいて足首を見る。
ごめんなさい、あ、大丈夫ですから!
と自分の怪我が大丈夫な事と、ゴミ袋の中身を気にして注意を向けてほしくなさげに、
自分で片付けるので気にして欲しくないような口調で手を出そうとするのを制した。
こちらも、普通のゴミでも他人に見られたくないものなのに、
よりによって性的な営みや正に生々しいゴミ相手では…
困っていると、階段の前のお婆ちゃんが手際よくゴミ袋とゴミ鋏を持ってきてテキパキと片付けはじめ、
男の俺にはちょっとな内容なのを一瞬で悟ったのか、
あなたはこっちの破れてないゴミ袋をとりあえず出してきなさい、こっちはやっとくから。
と助け舟とも的確な指示とも取れるような言葉をかけてきた。
任せてとは一体なんだい。と頭でつっこみを入れながら一目散にゴミ集積所に向かった。
間一髪でこっちのゴミは間に合った。しかし…
「あの、もう一つゴミ袋があったんですが、破れてて…今、他の人が直してて…」
「うーん、申し訳ないけどこちらとしては時間までに出して欲しいんですよね。まだ次の曲がり角の通りのゴミを集めてますから、
急いで持ってきてもらえれば受け付けます。急いで下さいね。」
業者の人はそう言ってテキパキとゴミをパッカーに入れていった。
結構しんどい。特別仲良くもない隣の人の為に、オレ随分一生懸命だよな。自分の行為に自重しながら階段を駆け上がった。
奥さんが座り込んでる所まで戻ってくると、丁度ゴミはキレイに片付いていた。
お婆ちゃんがくるくるとゴミ袋の口を結んでいると、間に合ったの?と聞いてきた。
何とか持っていった分は…と答えると、こっちは次回かねぇ…、間に合わなかったのが悪いんです、次に出します。という会話が聞こえた。
「今から急いで行けば、この先の次の通り道のゴミ収集に間に合います。業者の人も持ってきてくれれば受け付けますよと言っていたんです。俺、行ってきますよ!」と声をかけた。
お婆ちゃんはあら本当?そりゃ良かった。えーと、あなたは40☓号室の◼◼さん…?そうね、まだ間に合うなら頼めるかしら?と言ってきた。
奥さんはいいです、大変ですから。そこまでしてもらうのは本当に申し訳ないですと言っていたが、
お婆ちゃんにこの人まだ若いし、ぐずぐずしてるより直ぐに頼んだ方が間に合うんだから行ってもらいなさい。と諭した。
俺も、大丈夫です、脚にはまあまあ自身があるんできっと間に合いますよと言葉をかけるや否や、直ぐに行動を起こさないと間に合わなくなる!と半ば強引にゴミ袋をもって駆け出してしまった。
口もしっかり縛ってくれてるから多少振り回しても平気だ。
兎にも角にも全速力だ。朝っぱらからこんなにも大汗かいて走ってるなんて高校生の時以来だ。
次の通りまで急いで駆け出す。収集車が遠くに見える。あら、案外遠い。間に合うか?
こんな中身が色々とやばいゴミ、駄目でした…なんて持って帰れないでしょ。
奥さん俺に中身が知られちゃったとか思ってるんじゃないの?どうなのかな?
持って帰っちゃ気まずいかな、そりゃこんなゴミヤバいよね、だって…夜の営みやら生理の血が付いたタン○ンなんて…
そこまで考えながら走ってたら、
不意に悪魔の囁きが頭の中に過ぎった。
………すごいお宝じゃあないのか?……
………誰も観ていない……それだけ貰っちゃえよ………
………何をバカな事を考えてるんだ俺は!………
我ながら変態的な思考が頭を過ぎった事を情けなく思った。
………が、異様な興奮に心臓がバクバクと激しく脈動した。呼吸は一気に荒くなり、頭はさっと血の気が引いたかのように冷たい感覚に襲われた。
……………情けない事に、それに呼応するかの様に股の間に生えた3本目の足が他の足の動きを阻害する。
激しい勃起が股間の中で自己主張する。
今までにないような勢いの良さ、硬さだ。何より走ってる最中に勃つなんて経験もなかった。
なんだよ?こんな事で興奮してるのか?この興奮…俺って変態だったのか?ヤベえ奴なのか?
自らも知らなかった性癖とでもいうのか?新しい自己発見…しかもこんなゴミから妄想が果てしなく…
情けない…我ながら気持ち悪い自己嫌悪感が身体を駆け巡るが、かつて無い程の興奮状態にある事を我ながら自覚した。
走り過ぎ…いや、今は勃起が邪魔してがに股駆け足状態…くそ…
とにかく早くしないとゴミ収集車が行ってしまう。カッコつけて間に合うとか言って飛び出したのに…しかもこんなゴミ返すのも気まずい…くそ…
もがく様に走り、良くわからない葛藤に悩んでるうちに、
実は自分がゴミ出し間に合わないことを望んでいるのかもしれない。
わざと歩みを止めて、ゴミを手放したくない、奥さんのゴミを、変態的な欲望を望む自分に気付き、激しく嫌悪した。嫌悪したが…
たくさんのティッシュ、自分も何となく覚えがある不自然な接着。
苛立ちと嫌悪感と…これはあの旦那さんへの嫉妬か…
奥さんの淫らな液体も染み込んだと考えると、胸が激しく痛い。汚らわしい液体と、交わった愛おしい液体が共に染み込んだティッシュ…くそっ、クソおっ、激しく勃起してる…
中のものを燃やし尽くしたい、あの人の中をかき乱した風船を思わず口に含みたい…でもあの男のが入ったヤツだろ…
…ペロ…ちょっとだけ舌で舐めてしまった…その唾液を飲み込む…
!ッおぅええッッ!
胃液を吐いてしまった。でも、ちょっぴりしょっぱい様な、生臭い様な匂いに性の営みを感じ、痛いほど勃起をしてしまう…
時間がない…はぁー、はぁー、激しく呼吸をしながら右手をごみ袋の中に手を突っ込んで漁る。
中には他にもレトルトパックの開けたゴミだとか、野菜くずだとか、食品の生ゴミや化粧品?の使い終わったモノだとか、使い捨てコンタクトレンズのゴミだとか色々と入っていた。
あった、例の袋だ。
開くと、多分トイレの生理用品入れのゴミであろうものが、色々と入っていた。
その袋だけをごっそり抜き取り、急いでゴミ袋を締めた。
戦利品を手に入れたことにより、自分の体がかつてない程に軽い!
今なら高校の時の記録を更新してしまうんじゃないかというほどに猛ダッシュをした。
収集車はあっちに曲がった。
うちのアパートの通り、次のこの通り、じゃあ、次は…
うちの町内区画の図が公園の所の看板に貼ってある。今どきこんな物見るのは詐欺しかセールス位じゃないかと思うが、
その図の記憶を辿れば、ジグザグに通りを右左と収集車が辿っているのがわかる。
驚くほどの速さで駆け抜け、2つ先の通りのゴミ集積場へ向かった。
やがて、ゴミ収集のパッカーがこちらにやって来る。おお、間に合った!とさっきの収集係のおじさんが声をかける。
多分こっちに来るかなと感で回り込んでセーフでした、と伝えると、
もう少しでパッカー車が満杯になるんで、焼却場に向かうところだったよ。
運が良かったね、確かに早いけど、今度からはちゃんと時間内に出してくださいねと声をかけられ、ゴミ袋を勢いよく投げ入れた。
忌まわしいものは去った。
さあ、帰ろう!
アパートの階段を上ると、隣の奥さんが裸足で足を引きずって壁つたいに家路につくところだった。
隣でお婆ちゃんが手には奥さんのサンダルを持って、心配そうに付き添っている。
俺は、戻りましたよ、と声をかけ、大丈夫ですか、掴まりますか?と声をかけた。
奥さんは、こちらを振り向くと俺の姿をまじまじと見た。
ちょっとの時間考えたかと思うと、
そうですね、そこまで汗かいて助けてもらって申し訳ないんですが、
やっぱりちょっと歩くのがきついんです、自分の家まで掴まらせて下さい。と頼んできた。
俺、そんなに汗かいてるのか…と思い、ちょっと躊躇したが、
肩に手を回してきてもたれかかって来たことにどぎまぎして、そんな事を気にしとる場合では無くなった。
じゃあ、ゆっくりと。怪我していない方でケンケンしながら。
無理のない歩調でヒョコヒョコ飛び跳ねながら帰った。
流石におんぶしますよ!は露骨かもしれなくてやめておいた。しゃがみ込むのも辛そうだったし。
奥さんが、ありがとうございます。ごめんなさいね、私はおっちょこちょいだから…と謝罪してきたので
いえいえ、大事にならなくて良かったです。
でも、足、靭帯損傷していなければいいですがね、と受け答えしている間に、
おばあちゃんか救急箱らしきものを持ってやってきた。
昔、看護師だか介護士をやっていて、
応急処置が出来るんだそうだ。
汗だくになっていた俺は、それじゃあ、と2人に挨拶をして帰宅した。
奥さんたちも玄関に入って行った。
ふー。疲れた。
あんなに全力疾走したのはいつぶりだろうか。
………それにしても…一体俺は何をやってんだろうか…
ポケットから袋を取り出し、中をそっと覗いた…
中にはタンポンの他にも、くるくるに巻いた生理用ナプキンが2、3枚入っていた。
…あの人の…ナプキン…
再び、胸の鼓動が高くなった。
恐る恐る広げる…ビッッ…バリッ…
………うわぁ………中には赤茶色く変色した血とおもわしき染みが広がり、更には白っぽいような、おりもののカスみたいなものが乾燥したようなものが付着していた。
思わず、顔を近づけ、匂いを嗅いだ。
僅かな刺激臭の様な匂いが、鼻に入った。
これがあの人の股に付着していたモノだと思うと、たまらなかった。
あの人のアソコに入っていたもの。
女性が、これを入れるときはやはり少し意識をしてしまうんだろうか…苦悶の表情を浮かべて吐息を漏らす人も居るとか、
昔友人達とエロ話で盛り上がったなぁ…
あの人も、吐息をもらしてこれを挿れたんだろうか…
ナプキンを顔に押し当て、舐めたり、タンポンを咥える。
ナプキンの方が臭いがあって、タンポンの方がコクがあってしょっぱい気がする。あくまでも気がする。
はぁ…はぁ…はぁ…今の姿を他人に見られたら死ねる…
背徳感に陰湿で汚らわしい卑猥な行為に、恐ろしく自分が興奮してるのかわかる。
ふぅー、ふぅー、ふぅー。
あの人のさっき見たショートパンツ姿を、太ももを、その付け根を、裸を想像する。
もうチンコの先が液まみれだ。パンツの中で糸をひいて布地を押し上げているのがわかる。
あの人の…裸を、マンコを激しく妄想する、
匂いで、タンポンの形で、感覚で味わいながら、激しくチンポをしごいた。
あーっ!、あーっ!、あーーっ!
声に出して興奮を露にした。
激しくイッてしまった…
こんなに興奮したオナニーなんて初めてだ…感動すら覚えた。
その場にへたり込んで上半身を突っ伏した。
チンポはまだビクン、ビクンッ、と痙攣している。
チンポの先はだらしなく粘液を床にぶちまけ、まだチン先の破れ目から粘液が滴って糸をひいている…
奥さん…あんたのタンポンとナプキンだけで俺のチンコこんなになっちまったぞ…
最早完全に隣の奥さんは性的な対象となった。
シャツを着て上着をどうしようかと考えていた時だ。
ビーッ、っと玄関のブザーが鳴った。
郵便か宅配かな?とりあえず応対しようと覗き窓を見ると、心臓が高鳴った。
隣の奥さんがドアの向こうに立っていた。
先程の寝間着姿ではなく、綺麗に着替えた感じだった。
病院に行くのかな?どちらかというと美容室に行く格好だけど…
頭の中で我ながらくだらない駄洒落だな、と思いながら、覗き窓で一頻り胸の膨らみを堪能した後、何食わぬ顔ではい、と扉を開けた。
俺は挨拶がてら怪我の具合を聞いた。
「あ、先程はありがとうございました。助かりました。足は階段を踏み外した時に足首を捻っちゃったらしくて…この後病院に行こうと思いまして…」
ああ、やはりそうでしたか。災難でしたね。とか、ゴミ収集時間早いですよね。とか、
いえ、サンダルで不用意に階段を駆け下りたのが悪いんです、私は昔から鈍臭くて…とかそんな会話をした。
思いがけない所で親しくなるチャンスが来たぞ!俺の心は高鳴った。
「ええと、△△さん…の奥さん。」
「はい、○○といいます。」
「あ、名前までどうも。俺は□□◎◎と言います…って、引っ越してきたとき挨拶しましたよね…ははは。
すみません、近所付き合い下手でして…」
「いえいえ、お互い様です。でも、今日みたいな事があっても、助けてくれるいい方で良かったです。」
いえいえ、当然の事をしただけですよ…と照れ笑いを浮かべて謙遜した。
照れて相手の目を見られなかった(だってさっき目の前の人で抜いてたんだぜ?)
目線を相手の顔に向け、そんな事をつい口走った時だった。
………?あれ?随分と目が充血してますね。涙袋もくまになってる…寝てないんですか?あと、左の頬にアザが…
奥さんは話しにくそうに、
「それなんですけどね、昨日、もしかしたらご近所中に丸聞こえだったのかも知れないんですけどね、主人と大ケンカしちゃいまして…」
俺はわかっていたが知らないふりをして聞き返した。
(やっぱりか…仲が良かった分ケンカした時の反動がすごい訳だな…でもな原因はなんだろう?)
俺は原因が気になった。
いつもラブラブな感じで朝出ていくのに…
夜の営みも、人んちの隣でそれなりに回数やっていそうな感じなのに…
(鉄筋コンクリートで良かったわ。)
まぁ、そりゃあ、時にはケンカもしますよね。
ん〜んと…聞いていいか分からないんですか、何でケンカしたんですか?」
オレはとぼけながら聞いてみた。
気になっていた事を聞けるチャンスだと思いながら。
隣の奥さんは、流石にちょっと黙り込んでしまった…
あー、ちょっと失礼でしたよね、ごめんなさい、今の質問はいいです、早く仲直りできればいいですよね、と矢継ぎ早にまくし立ててお茶を濁そうとした。
そうしたら…奥さんは深刻な顔をしながら、ちょっと辺りを見回したと思うと、
「ちょっと…いいでしょうか…」と
玄関の中に一歩踏み込んで来た。
今さっき性の対象として興奮しながら激しく自分のモノを擦りぬいていた想い人が、急な来訪だけでもドッキリなのにこうやって近付いて来た。
もう心臓がドキドキだ。気がつけばギンギンに熱い血潮が海綿体に流れ込んでいる。呼吸もちょっと荒くなりつつある。
マズイ!これ以上近づくとバレる!
そう思っていた矢先に、
「愚痴を聞いてくださいますか!?主人か約束を破ったんです!しかも、酷い、裏切りです!」
みるみる目は涙に溢れ、顔はくしゃくしゃになり、玄関先に膝まついで顔を覆ってしまった。
「え?え?」オレは慌てた。
どうすりゃいい。
案外と中身は激情家のようだ。
何かあったかはよく分からないが…
とりあえず一旦冷静になったら愚痴を聞いてみようと思う。
…オレも冷静になる時間がもらえたので助かった。
落ち着いた○○さんはぽつりぽつりと話し始めた。
いつも朝早い旦那さんの為に自分も早起きしてご飯の支度をし、行ってらっしゃいと送り出し、
きっちり掃除洗濯をして自分も短時間パートに行く。
パート帰りに買い物を済ませ、家に帰ると早速晩御飯の支度に取り掛かる。
早く帰ってきてもすぐ食べるものを出せるように。
お風呂も帰宅時間に合わせてお湯を貯める。夜もシンク磨きに翌朝の下ごしらえとやってから自分の時間をとる。
なんて健気なんだ…
オレは打ちのめされた気分だ。
多少なりと盛って話してたとしても、
基本的に理想の嫁さんじゃないか。
そして旦那さんにゾッコン。
オレが入り込む…気は流石になかったが、鉄壁さを感じ、物怖じする。
どうにもこの彼女のやるせない感じ、察するに旦那さんに過大に落ち度がある気がする。
旦那さんも基本的には感じのいい人だ。
○○さんより気持ち年上な感じがするのだが、
いかにも仕事の出来るって風体の割には物腰柔らかな話し方をされる、気さくな印象を受ける。ただ、話しているとやはり頭の回転が早い、テンポとこちらの要点をすんなりと認識してくれる人だ。
おまけに○○さんみたいなかわいい奥さんまで居る。
彼に対する負の感情は無い。いや、正確には“持てる者に対する妬ましさ”位はあるか。
そう思ってしまう自分の方が嫌になるが。
会社では最近昇進したとかでもっと期待に応えなければ、と、残業や現場に赴く外回りも増えたとかで、忙しいらしい。
で、せっかく作った晩御飯が要らなくなった、約束していた夜デート(とは本人は言ってないが)ドタキャンなど、色々と蓄積しているモノがあるらしい。
本人曰く、チームで動く事もあるから中々個人だけ定時上がりは難しい、
新婚さんで大目にみてくれた時期も過ぎたし、マイホーム資金の為にも今頑張らないといけない、子供もまだちょっと先にしよう、だとか、夫婦のすれ違いってヤツが生まれているらしい。
そうはみえなかったけど、まあ、よくある話なのではないだろうか。
酔って同僚に送ってもらった、って時に、タバコの臭いと一緒に香水の臭いがうっすら付いていたり、
Yシャツの胸元にファンデーションっぽいものがついていたり…懸命に拭いたであろう跡もあって、まさか浮気!?って
ショックに気分が悪くなって体調を崩した事もあるそうだ。
胸元…まぁ、普通は疑うよな。
満員電車の中で…って事も万一であるかもしれないが、胸元っていうのはちと考えにくい。
不意に電車の揺れとか、何らかの事故で女性の顔が触れる、倒れた女性を咄嗟に抱き止めるとかいうドラマ的シチュエーションが実際に起こらないとも言わないが…
もし当人がそう言うなら苦しい言い訳にしか聞こえないな。
何度目かの帰りは遅くなるコールでついに苛立ちは頂点、
堰を切ったかのように怒涛の文句と問い詰め。
旦那ははじめ部下の女性が体調を崩し、
休めるところまでもう一人の男性と肩を貸して歩いた時に何らかの拍子でついてしまったんだろう、変に怪しまれると思ったから一応拭いたがそもそも何も悪い事もしていない。悪びれる必要はないと言い返してきたという。
あなたタバコも吸わないわよね?
あなたの会社は分煙もままならない様なモラルの低い会社だったかしら?
一応表面は健全な雰囲気のCMバンバン流してるところよね!?
そんな風に言うもんだから旦那さんも次第にエスカレートしたらしく、
会社での付き合いで上司の行きつけの飲み屋、多分スナックなんじゃないかな〜?
そんな所にたまに出入りがあった事は認めたらしい。
そりゃあ、付き合いでそういう所に行く事くらいあるだろうね。
今時なんというかそんな前時代な事…とも思うが、モラルにうるさい時代でも時にはそういう付き合いがある時もある…んじゃないかな?
うーん、こういうベタッちゃあベタな夫婦喧嘩、あるんですねぇ…とまあ思ってたら、
「ごめん…私ったら怒りに任せてこんな事を。」
奥さんが謝ってきた。
オレはいえいえ大丈夫ですよ、大変ですね…僕の口からは何とも言えないですが、お辛いですね…とだけ、何とか答えた。
夫婦喧嘩は犬も喰わない、とはよく言ったもので、他人がおいそれと下手な事は言えない。
意識しはじめてから余り面と向かって直視できないでいるが、信頼を得るにも相手の目を見ながら話さないとな…
そう思ったのも束の間、奥さんの顔が少し苦しそうに歪んでいるのが見えた。
!?大丈夫ですか…?
興奮しすぎて傷が痛むのだろうか?
オレは大丈夫ですか?気分が悪いのですか?と慌てた。
○○さんは、昨日の事を思い出して怒りがこみ上げてきて、少し気持ちが悪くなってしまいました…と小声で言った。
ちょっと吐き気が…自宅まで間に合わないので、洗面所使わせてください…と言った。
オレは、どうぞ、使って下さい。と咄嗟に答えた。
あーあ、もっとちゃんと掃除しておけば良かったと思った。
それぞれへのアクセスには同じ通路を通らなけれればならない。
そしてその通路は、先程まで俺が自慰行為にふけっていた場所でもある。
まさか…さっき迄の、冷静になったらきっと恥ずかしい醜態を晒していた場所に、
まさかの奥さんが歩く事があるとは…こんなにも直ぐに!
その上を奥さんが歩く…素足なのに気がついた。怪我をして包帯を巻いているから当然ではあるが。
自らの液でぬるぬるだったフローリングを、その感触を愉しむように奥さんが歩いている…
もちろんその後直ぐに拭き取って掃除したし、愉しんでいるなどと完全に妄想ではあるが、
不謹慎にもそんな想像ばかりしてしまう。………やばい。まだムクムクと下半身が起き始めてきた…
奥さん、〇〇さんはそう言った。
い、いえ、迷惑だなんて…
それよりも体調は大丈夫なんだろうか?
奥さんの謝罪の声に、先程の不謹慎な妄想は片隅においやられ、はっと現実に我に返った。
大丈夫だろうか…階段を踏み外した様子だったが、気が付かないだけでさっきの転倒でもしや頭を打っていたのではないか?
それで気分が悪くなったとか…
急に心配になった。
やはり救急車を呼んだほうが…いや、でも待て、まだ意識はしっかりしてる様子だ。
慌てる自分を、冷静な自らがどこからか落ち着かせようとしている、よかった、まだ自分は冷静だ。
ありがとう、大丈夫になったら声をかけるので、少しこのままにさせてくださいと〇〇さんは言った。
洗面台からは水の流れる音が絶え間なく聞こえている。
奥さんの様子は大丈夫だろうか?
…
…
…
時間にして5分位だったが、何十分にも感じられた。
ふいに、蛇口からの水の音が聞こえなくなったので、洗面所の方へ行った。
奥さんは、振り返り、あ、すみません…と少し弱々しい声で言った。
「私、実はパニック障害でして、あまりに急な出来事が続くと混乱して苦しくなってしまう事があるんです。
申し訳ありませんでした、もう大丈夫です…と言った。
なるほど、普段の印象の時と感情的な時の差は、精神性の疾患を抱えてらっしゃるのもあるのか…
俺は納得した。大変だな…○○さん…
自分も身支度を済ませてから一緒にアパートメントの前まで支えながら階段を降り、エントランスの方までやってきた。
途中、怪我の手当をしてくれたお婆さんとまた会い、○○さんが深々と頭を下げてお礼を言った。
お婆さんは、気をつけるんだよ?と声をかけて俺にもしっかり支えてあげるんだよ?と声をかけてきた。
俺も返事をして、しっかり奥さんに身体を寄せて、ひねった足の方を負荷をかけないように肩を貸した。
奥さんの顔と近くなる。
奥さんのいい匂いが伝わってくる。
暑い中なのに、体温が心地良い感じに伝わってくる。
揺れる奥さんの髪に、首筋に色気を感じ、下腹部がまた元気になり始めてくる。
よかった、大事に至らなくて。
よかった、距離が縮まって。
奥さんには悪いけど今日はラッキーな日だ。
奥さんがオレに聞いてくる。
「〇〇くんは…何やってる人?」
「あ、俺、こうみえて一応は学生なんです。…まあ、浪人してしかもギリギリの所で欠員補欠で入れたんですけどね…自慢できる学校ではないですし、夜学なんで、昼はバイト行ってます。」
奥さんはふーん、と言うと、ちょっとおどけた表情でじゃあ、学校で女のコにモテるでしょ〜、こんなにたくましい腕してるんだからッと腕をツンツンつついてきた。
オレはドキンとして、いやいや!女の子いませんよ、無名大の二部の工学系なんて。社会人経験のあるオジサンか居るくらいですから!
俺は必死に否定した。
そんな風に茶目っ気たっぷりにからかってきた。
一通り怒って落ち着いたら心に大人の余裕ができたのだろうか?
俺とそこまで歳の差は無い様に思うんだが…
大学試験に落ち、一度フリーターの様な暮らしをしたが一念発起をして再度試験勉強をしたので、浪人は浪人でも正確には3浪みたいなものだ。それでも頭の出来が悪くてようやく地方の2部の工学系に引っかかった。
そんな俺だから、下手すると同年代か歳下って可能性もある。
「◎◎くんは気づいていないかもしれないけど、結構モテるタイプだよ?特に、歳上に可愛がられるタイプかもしれない。
顔は可愛いし、でも優しいし、案外逞しいし、そういうギャップに参っちゃうおねえさんは多いかもだよ?」
どどど、どうしたんだろう急に。
「いやいや、冗談はやめてくださいよ〜、彼女なんてこの方作れた事なんて無いんですし…」
あ。しまった。照れ隠しで余計なことまで言ってしまっと俺は思った。
ふ〜ん、とても真面目なのね、◎◎くんは。と奥さんは微笑みながら言った。
lud20241208201550
ブックマークへ |
---|
06:10:39 up 21 days, 16:34, 0 users, load average: 8.16, 8.24, 9.07
in 0.069478034973145 sec
@0.069478034973145@0b7 on 010220 |