なぜ、高齢出産のリスクはこれほど高いのか。京都大学医学部教授の菅沼信彦医師が解説する。
「女性が高齢になると、【卵子も老化していく】と考えられます。卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。ですから、卵子が卵巣の中にある期間が長くなるほど、遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下してしまう。
ダウン症をはじめ、生まれてくる胎児の先天的な異常や疾患は、この【卵子の老化】が原因のひとつになっています。
高齢出産を安易に容認することに疑義を唱えるのが、前出の根津医師だ。
「もちろん、選択は自由です。ですが、本来女性にとってどの年齢が妊娠・出産に適しているかをきちんと認識してほしい。」
20歳〜31歳の妊娠適齢期に出産した場合、子どもの染色体異常はほとんど見られない。30歳で子どもを産んだ場合、ダウン症の子が生まれる確率は952分の1だが、
【35歳で産むとその確率は385分の1。『40歳なら106人に1人』と確率が高まっていく。】
父母の年齢が上がると子どもの健康に影響する?
また、「産みたいのに産めない」というリスク以外にも、父母の年齢が上がるにつれて子どもの健康にも影響が出やすくなるという。
「母親の年齢が35歳以上になる頃から、【明らかに生まれてくる子どもに染色体異常が出やすく】なります。
それ自体が病気というわけではありませんが、ダウン症などの何らかの染色体異常を持ちやすくなると言われています」
【私の個人的な意見では、高齢出産のデメリットは思いつくもののメリットは思いつきません。】
母は私を35歳の時に産みましたが、同級生の母親と比較すると10歳前後は違う。
中学生の頃、周りはいってても40前半。でもうちの親は50歳。
今は珍しくないかもしれませんが、私はその時に誓った訳ですよ(笑)、私は早く子供を産もう!と。
結婚してからしばらくは遊んでいたので、多少遅くなりましたが、23歳、26歳で産みました。
母は60歳前にはお祖母ちゃんになりました。
もし私が母のように35歳で産んでいたら、70歳で初孫ですから、母の体力も持たなかったと思います(笑)。
奥さんが35歳以上でも、旦那さんが10歳くらい若ければまだ・・・と思います。
それなら子供が自立してからでも、定年まで10年はあるでしょうから、老後の貯蓄などの余裕が出来ますから。
高給取りや既に十分な貯蓄が確保されていれば問題ないですが、【教育費、住宅ローン、
老後の貯蓄の三重苦】になったら最悪だと思います。
「昔に比べると医療が発達しているのでリスクが軽減したり、リスクがあっても回避しやすくなっている」
と聞きますが、あくまで医療のリスクという観点だけですよね。
【女性の体そのものが、高齢出産に適してきた訳ではありませんからね。】
【身体的には20代前半に産むのは一番状態が良い】とききました。
私の個人的な意見では、デメリットは思いつくもののメリットは思いつきません。
【高齢出産にメリットはありません。】デメリットの塊というだけです。
40代の妊婦と20代の妊婦では精神的余裕が云々と言っていますが、
むしろ【40代の妊婦のほうが精神的に落ち付かない】のではないでしょうか。
産まれてくる子供に異常はないかとか、流産しないかとか。
子どもに年齢を隠す母親たち。「パパはどうして若い人と結婚しなかったの?」という呪い
「パパはどうしてもっと若い人と結婚しなかったの?」
小学生の息子が夫に尋ねるのを見て、ため息をつく。Aさん(女性、42、会社員)にとって日常の光景だ。夫はAさんより1歳年下。Aさんは息子に自身の実年齢を言わずに育ててきたが、事件が起きたのは、1年前の誕生日。家族全員がリビングで朝食を取っているときだ。きっかけは夫の無邪気な一言だった。
「ママ、41歳おめでとう!」
Aさんはハッとして見た息子の表情を、昨日のことのように覚えているという。
「ショックを受けていましたね。『もう40代だったんだ』『しかもパパの方が年下だったの』と言われました。
母親は若くいて欲しいという思いがあるんだと思います。
当時、息子は保育園の年長組。お友達同士、母親の年齢が話題にのぼることも多かったようで、
私も『○○君のママは20代で、○○ちゃんのママは30代』という報告をよく受けていました」(Aさん)
もっと若いママの方がよかったのに
「息子は怒ると『ママはおばさん!』と言ってくるんです。そう言えば私が傷つくと思ってるんですね。どこでそんなことを覚えてきたのか……」(Aさん)
「私の母も高齢出産です。小学校の授業参観の時、同級生に母の年齢について笑われました(見た目が他の親と明らかに違ったから)。
凄く悔しくて悲しくなりました。
【高齢出産する人はその事を考えてほしい】です」
【高齢出産って無責任じゃないですか?】
私は60歳の両親を持つ高2です。
両親とも高齢出産の苦労を美談のように語りますがそれが許せません。
子供が高校在学中に定年退職し収入が減ること、まだ若い子供を残して早く死んでしまうこと、他の同級生の若い親と比べられて子供がいじめにあうかもしれないこと、
【生まれた子供が障害を持つリスクが高いこと……】
【そういったことを考えないで産んだのかと思うと腹が立ちます。】
このことを親に伝えたら
「産んでくれた親に感謝しないなんて親不孝者だ!」
と怒られましたが、
だったら産んでくれなくてよかった、もっと若い親のもとに生まれたいと思いました(子は親を選べないと分かってはいますが)
高齢出産をする母親達はこういうことを考えた上で産んだんですか?
高齢出産というもの自体【あまりにも無責任すぎる】と思います。
どんな人がダウン症の赤ちゃんを産みやすいか?
ダウン症児の出産のリスクは女性の加齢とともに増加するとされています。
20歳代で赤ちゃんを出産するとダウン症を 出産する確率はおおよそ 【1000分の 1 以下】ですが、
35 歳では 【300 分の 1 】と計算されています。その後は 3 歳年をとる毎にその 確率はおおよそ 2 倍になるとされています。
40歳ではなんと【66分の1】
43歳で【38分の1】ということです。